太陽光発電の今後の予想(2014年3月現在)

こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋の失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。

昨日ではなく、一昨日ですが、太陽光発電の2014年度の売電価格について書きました。そして売電価格が下がっている&今後も下がるであろう・・・という話を書きました。
詳しくはその記事をごらんください。⇒http://amerikaya.exblog.jp/21796040/
 
その続きです。
あ、今日はインタビュー形式のブログにしてみます。(いきなりっ!)
もちろんインタビュアーはあなたです。質問してもらいます。そして、回答者はジャーナリズムな時もある・・・
↑篠原秀和氏(できる男風ver)です。笑。さぁ、なんでも質問してください!!
Q.なんで今後も売電価格が下がると予想するの?
A.かんた~んに言うと、電力会社が売っているのは20円そこそこだからです。もっと詳しく言うと、今のままでは太陽光発電の設置量が増えれば増えるほど国民全員の負担が増える仕組みになってしまっているからです。難しいですかね?汗
そもそも太陽光発電で発電した電気を36円で買い取って、20円売ってたら電力会社は確実に赤字ですよね。それを原子力発電などで発電しているとコスト的余力がある(らしい)ので、その分を太陽光発電に補てんしているだけ&太陽光発電を導入していない人にも価格を負担してもらっているだけ・・・というはっきり言って太陽光発電というのは他の発電や全国民におんぶにだっこな状態なんですね。だから無理が生じるのはあたりまえのことで、その無理を、値上げさせてくれと言ってる電力会社に押しつけるのも難しくなってきています。
このことはヨーロッパでは問題になっている国もあるんですよ。
以前のぼくの記事の「太陽光発電の仕組みって知ってましたか?」
にもそんなことを書いています。
Q.じゃあ、篠原さんは太陽光発電には否定的なの?
A.否定的では全然ないです。このままじゃダメで、もっともっと技術開発しなきゃいけないと思っています。
ただ、太陽光発電はいまのおんぶにだっこな状態で、全国的にとても普及してきています。だって、うまくいけば家計の足しになるから。だから、まだ今の売電価格だったら導入した方がメリットあると思います。導入時の補助金が無くなるとそれまたキツいけど・・・。
でも子どもの教育でも人材育成でもなんでもそうですけど、おんぶにだっこ=甘やかされている状態でそれで成り立っているという太陽光発電には発展性はないかもしれません。だって、開発・販売している太陽光発電メーカーは、さらなる太陽光発電効率の向上や、夜間でも使える蓄電池の技術革新に力を特に入れなくても、売れるんだから。(語弊があったらすいません。分かりやすいように書いてますので。)
やはり、よりよいもの=「おんぶにだっこでなくても、売れる仕組み」を作るようにするのが、さらなる技術革新を生むんじゃないかと思うんですよね~。
もっともっと太陽光発電と蓄電池は発展しないと、本当に地球環境に貢献できるエネルギー源にならないんじゃないかなぁ~・・・だなんて思ってます。
Q.新築の時に太陽光発電を導入するかどうか迷っているんですけど、いかがですか?
A.今の時点では導入されることをおススメします。(今後売電価格がさらに下がったりなんやかんやしたらあれですけど。)
ただ、新築時のローンにそのまま組み込むのはちょっとあれかな~って気もしてます。例えば、太陽光発電全体に200万円かかったとします。それを全て家のローンにぶっこむと、そのローンの負担と、太陽光発電の売電の家計の足しがあまりお得にならないからです。
太陽光発電分はローンを組まずに・・・というのがベストですし、別途ローンを組むことも検討してみてはいいかもしれません。
とにかく現金で買える人には、特におススメしたいですね!
Q.太陽光発電は今後どうなると思いますか?
A.特に産業用の太陽光発電が課題あるかと思います。今やあちらこちらで大量の太陽光発電を設置して、太陽光発電所のようなものがまちのいたるところに見かけます。これだけあれば、太陽光発電で発電した電気がいたるところで使われて・・・だなんて素晴らしい状態をイメージしてしまいますが、実は、送電線や変電設備(?あまりここらへんの設備の名前は詳しくありません…)の容量が決まっているので、一箇所でかなり莫大な太陽光発電で発電したとしても、多くの地域、遠くの地域へ電気を送るというまではなかなか難しいこともあるんですね。
また、お金を持っている企業だけが投資できて、その経済的な恩恵を受けている(そして環境への貢献という点に関してはかなり薄い)といも言える今の状況は、はたして本当にあるべき姿なのか?とても疑問が残ります。
そんな様々な問題もありますし、増やせば増やすほど実は効率的でない可能性もある太陽光発電は、その仕組みの刷新や、技術革新、そして夜でも使うための蓄電池の開発をなくして、本当に太陽光発電が再生可能エネルギーの実用化にはならないと思っています。
補助金や売電価格でおんぶにだっこな状態の太陽光発電は、導入する個人や会社さんにとってはメリットはありますが、導入していない人にとっては毎月いくらか支払いに加算されているだけの状態ですし、国全体のエネルギーという点にとってはかなり存在感は小さいんですね。
というわけで今後の予想としては・・・
「もっとがんばりましょう!太陽光発電!!」笑

篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。