窯業系不燃性破風板を木目調にしたい方へ

こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋の失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。

株式会社あめりか屋HP→http://www.amerikaya-arc.com/
岡山県に住む方からこんなお問合せをいただきました。(本人の了承をいただいています)
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はじめまして、現在建築計画中の施主です。

外壁黒のガルバリウムで、破風、軒天は木を使いたいと思っていたところ、防火規定の関係で木は使えないとのことで、発注期限が迫る中で、せめて木目調の不燃材がないかと、必死でネットを検索していたところ、御社の「直線美の家」のデザインが、とても美しく、目に留まったので、問い合わせさせていただきました。

この物件の破風は既製品の不燃化粧破風を使用されているということですが、どちらのメーカーの材料でしょうか?

御社に施工をお願いできるわけではなく、大変不躾な質問で恐縮なのですが、ご教示いただければ大変助かります。
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※あ、まず。破風とは・・・
矢印のコレです。黄色っぽい線状のコレです。
「直線美の家」
に目をつけてくださるだなんて・・・あなたはいい人です!笑
答えは旭トステムという会社さんの既製品を使っています。
それをお答えしたところ・・・またメールをいただきまして、
「周囲から不燃木目調破風を使うのは、釘跡が絶対に気になるからやめておけと忠告されてるので不安になってきた」
とのこと。そんなこと言われだしたらよくわからないし、不安になりますよね~。汗
一般的な既製品破風板は単色で、木目調は少し木目っぽい感じになっているから、釘の頭の塗装が剥げてきたら目立つのでは?・・・ということからそんなことを周りから言われるのでしょうね。
ここからはぼくの考察です。
そもそもどの破風板を使っても、たいていは釘おさまりになるのがほとんどなんですね。
つまり木目調であれ単色のものであれ、釘跡は目を凝らしたら(釘跡があるかどうかという観点で見たら)、目がいい人であれば見えてしまうかもしれません・・・。ですので、どの破風板でも釘跡は劣化によりいずれ見えてしまう可能性はあるんですよね。
直線美の家の破風板もメーカーのタッチアップ材を使用しているので。
見えるのは見れるけど、それを気になるかどうかは人それぞれではないでしょうか?絶対に気になる人もいれば、全然気にならない人もいるはずです。
そもそも木目調が気に入っていて、そういう理由で選定しないのは、ぼくが家づくりをしていたら逆におすすめしません。
全て100点満点のものではなかなかできません。優先順位をセンス良くつけていくというのが大切ですよね。
最後に、こういう質問をしてくれるのは勉強になるし、ぼく的にはとてもうれしいんですけど、やはりまずは設計してくれている方に相談することが一番大事です。
家づくりをお願いしている工務店さん・ハウスメーカーさん・設計士さんとは、信頼関係がもっとも大事ですので。いろんな問題や不安を乗り越えてこそ、信頼関係が築けると思いますので。
あなたの家づくりが、幸せな生活につながることを願って・・・。
~今日の体重=89.5kg(-0.4)~
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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。