傷つかないことを良しとするのか、傷を味わいと捉えるのか
フローリング
フローリングつまり床ですね。あたりまえですが。笑
これがいわゆるひとつの床フローリングです。
うちは通常、無垢フローリングをおススメしているのですが、いろんな見解・都合から建材フローリング(複合フローリング、合板フローリング)も採用しています。
左が無垢(オーク)と、右が建材(オーク)です。
無垢と建材の違い
無垢と建材の違いとなると、モノ的には大きく違うのが断面。
無垢は木を切ったそのまんまの断面です。
だから無垢っていうんですけどね。
建材はいろんな商品があるけど、合板などを接着剤で張り合わせてつくられている断面です。
これは集成ボードが下地になって、上にシートが張られているタイプのやつです。他にもいろいろありますが、要するに張り合わせてあるってこと。
無垢の魅力
なぜ無垢をおススメしているか?というと、自然な見た目がいい、味わいが出てくる、裸足で歩くと気持ちいい、冬ひんやりしない、夏さらりとしている、いい香りがするなどです。(もちろん樹種などものにより違うけど、そういうメリットがあるものがあるということ)
しかし、無垢は傷つきやすかったり、反ったりしたりします。
その点、建材は傷つきにくかったり、品質は安定しています。なんせ工業製品ですからね。
要するに施工しやすい、クレームがきにくい建材フローリングが売りやすいため、多くのハウスメーカーで採用されている・・・と言っても過言ではないでしょう。
傷つかないことを良しとするのか
ただ、ここで一つ提言ですが、傷つかないことを良しとするのか?ということ。傷一つ入らないことがいいのか?という疑問もあります。
経年劣化とか経年変化という言葉もありますが、経年美化という言葉もあります。使えば使うほどの味わい。ヴィンテージ感。
↓新築してすぐの無垢パイン↓
↓その後は徐々にあめ色になっていきます↓
傷もつくけど、味わいも増す。
そういう風に捉えてもらえる方に、ぼくは無垢をおススメしています。
最後に
ということで、傷つかないことを良しとするのか、傷を味わいと捉えるのか?ということをお伝えしました。
それは人それぞれの価値観なので押し付けるようなことはしませんが、ただひとつ思うのは、床についた傷一つくらい別にいいじゃんと大らかに捉えてもらったほうが豊かな暮らしなんじゃないかな~って。
大きな愛で、家をかわいがってやって欲しいな~と思った所存であります。
以上、無垢といえばそう!むくみんからでした!
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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。
無垢のフローリングは合板 (またの名をパーチクルボード) よりもヒビが入りにくく、年数が経つほど味が出てくるんですよね☆彡
安い合板を取るかそれとも高価でも長持ちして味が出る無垢材を選ぶかが賢い家造りのコツですな。