5年経った外壁杉板の塗装劣化状況

こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋の失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。

 
「木」をデザインの面で外壁(外部)に使うことがよくあります。というか、うちは好んで使います。しかし量産型ハウスメーカーではメンテがかかるのでほとんど使いません。
 
それはなぜか?木というのは、日射・雨など外部の過酷な条件下では劣化しやすく、塗装の劣化、割れ、狂いなどの起きやすい材料だから。つまり、売った後、手がかかるから。
 
そこで、木を使う場合は塗装をして劣化をある程度防ぐわけです。
 
その塗装にもいろいろあって、デザイン的にはなるべく木目が消えないもの(浸透性)で塗装したいわけです。ベタっと木目が消えちゃうペンキだともっと耐久性があるんですけどね。適材適所ですが。
 
 
先日5年目の自主点検にお客さまのお宅を訪問しました。そちらのお家は外壁の部分的に杉板塗装仕上げを採用しています。
こんな感じで腰板がしぶいデザインです。やっぱり本物の木を使うのはかっこいいですよね~^^

こうやってみますと、あまり劣化していないようにも見えますが・・・
 
【上の写真右のほうの庇が上にある部分のアップ】

これはほとんど劣化していないですけど・・・

【上の写真左のほうの庇もなにもない部分のアップ】

塗装が劣化しています。(色があせてきているというか)
見比べるとよく分かりますよね?
このように、5年経っても、庇があるとないで大きく違いができるわけです。つまりは、
・雨に直接かかりにくい
 
・日陰になりやすい
という場合は塗装が劣化しにくいんですねぇ~。逆に雨がかかりやすくて、日にあたりやすい(特に西日)と劣化しやすいんですよ。
今回のこの写真は東面の外壁になります。もしもこれが東面じゃなくて西面だったら、もっと劣化は進行していたはずです。
現状としての対策は、5年経過した今これくらいの劣化のレベルのうちに一回塗装して補修することをおすすめしています。木がもっとひどい状態になってから塗装するより、今のうちに塗装したほうが長い目で見るともちがいいですからね。
「木はかっこいいけど、メンテを気にしてくださいね!」
といつも設計段階からお客さまにお伝えするようにしています。(あ、別にダジャレとかそういうのはありませんので・・・)
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!^^
今日の体重=85.4g(-0.2)~
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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。