住宅ローンを早く返したいのは分かるし得だけど長く借りたほうがいい理由
住宅ローンアドバイザー
どうも住宅ローンアドバイザーのシノハラです。
目が閉じている写真ですがぼくは住宅ローンアドバイザーのシノハラです。
今日は家を建てるときの住宅ローンでよくある話をお伝えして、みなさまのご計画の参考になればと思ってお送りします。
ローンは早く返したい!!!
みなさん、たいていの方はこうお考えです。
「住宅ローンは早く返済してしまいたい」
「最長の35年ローンじゃなくて、少しでも短く借りた方が総支払額も安く済むから、30年ローンとか25年ローンにしたい」
と。
要するにみなさん「借金は早く返したい」と思いますよね~ってことです。
お金の損得から考える
とある住宅ローン(全期間固定金利、1.0%、元利均等返済、ボーナス払いなし)で3000万円借りた場合として、借入期間の長さの違いで比較してみます。(かんたんな計算ですので、イメージでとらえてくださいね)
25年:毎月の支払額113,061円で、総支払額は約33,918,377円
35年:毎月の支払額84,685円で、総支払額は約35,560,000円
です。総支払額の差は約160万円となりました。
こりゃ25年ローンの方がいい(=短く借りたほうがいい)んじゃないの!?ともなりますね。
リスクから考える
ただ、リスクの面から考えると、実は35年ローンにしたほうがいい(=長く借りたほうがいい)んです。
それはなぜでしょうか。大きくは以下のような2つがあります。
・月々の支払いがギリギリ?
・今月厳しいしちょっと待って・・・とはいかない
月々の支払いが厳しくなる可能性があるから
月々の支払という面で考えると、今は113,061円でもやっていける収入(夫婦合算)かもしれませんし、収入が比較的多いご家庭では全然問題ないかもしれません。
しかし、「月11.3万円の支払いならがんばったら何とかいけるから25年ローンで・・・」というギリギリの計画の場合は注意が必要です。
お子さんの教育費などお子さんの成長と共に上がっていきますし、不慮の出費などもあったりしますので、当然収入によりますが、リスク回避という面では35年ローンで月々の支払を84,685円に抑えておいた方がいいという判断です。
とにかくお子さんがまだ幼いご家庭では長く借りたほうがリスクは減る傾向がありますから。
繰上げ返済ができるから
もう一つの理由は・・・
ローンというのは一度組んだら、「毎月の支払いが厳しいからちょっと待ってもらおうとか、途中から期間を長くして毎月の支払を減らしてもらおう・・・」とはかんたんにいかないからです。
でも逆に、長い期間のローンを繰り上げ返済をして、期間短縮することは比較的かんたんにできるんです。
つまり、安全をみて35年ローンを組んでおいて、よきタイミングで繰り上げ返済をしましょう!ということをおススメするケースの方が多いわけです。
※繰り上げ返済をあえてせずに、金利の高いところで資金運用するという高度なテクニックもあるそうです。ま、そこまでの話になるとぼくわかりません。笑
まとめ
ということで、「借金は早く返してしまいたい!」という気持ちはよーくわかりますが、子育て世代は特に、無理して短く借りないほうがいいんじゃないかなぁ~って話です。
そんなアドバイスなんかもしてますので、お気軽に家づくり相談会へご参加くださいね~。
違う写真も目が閉じている写真ですが、住宅ローンアドバイザーのシノハラがアドバイスさせていただきますよ~。
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~今日の体重=86.5(-0.4)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。