鉄筋コンクリート造はゴリマッチョで鉄骨造は細マッチョ

「鉄筋と鉄骨ってなにが違うの？」

先日、お客さまとお話していたときこんなことを質問されました。

「鉄筋と鉄骨ってなにが違うの？」

って。

鉄筋＝鉄筋コンクリート造で通称RC造＝Reinforced-Concrete（補強されたコンクリート）と言いまして、鉄骨＝鉄骨造で通称S造steel（鉄）と言います。

ぼくは２０代前半は大手ゼネコンで構造設計を３年ほど経験していたこともあり、こういう類の説明をし出すと１５分はかかりますが、それもアレですので一言でお答えしました。

ゴリマッチョと細マッチョ

「ゴリマッチョと細マッチョって感じですかねぇ～」

↑ゴリマッチョが鉄筋コンクリート造（RC造）

そして

↑細マッチョが鉄骨造（S造）

というイメージです。笑

特性が違う

わけの分かるような分からないようなイメージでお伝えしましたが、建物を指示する構造体というのは一緒でして、特性が違うというわけです。

横から押してみたときに、ゴリマッチョはガシッとしていて動かない感じ。

同じく横から押してみたときに、細マッチョは、フワ～ッと少し揺れながら力を逃がす感じ。

そんな感じで、「横から押してみた＝地震時」ということに置き換えられるってな感じです。

その他の違い

他にもいくつか分かりやすい違いを並べてみます。（※かんたんにイメージでお伝えますので、難しいことは置いておいてくださいね。笑）

柱を極力無くして大空間をつくりやすいのが鉄骨造。

ビル建築でより高い高さまで建てることができるのも鉄骨造。

地震や強風で揺れにくいのが鉄筋コンクリート造。

重厚感あるつくりになりやすいのが鉄筋コンクリート造。

遮音や断熱（しっかりしたものであれば）などは鉄骨造よりも鉄筋コンクリート造のほうが有利の傾向があり。

コスト的には鉄筋コンクリート造より鉄骨造のほうが安くなる傾向があります。（最近の価格高騰の影響もありますが）

なんか、ゴリマッチョと細マッチョみたいでしょ？（違うかな？笑）

最後に

マンションなのか、工場なのか？という建物の用途で構造が変わるといった感じです。（マンションは鉄筋コンクリート造が多いですし、工場は鉄骨造が多いです。）

耐震性能やメンテナンス性などはどちらが良くてどちらが悪いとは言えません。どちらも今の基準で建てているのであれば耐震上は問題ありませんし、メンテナンスもどちらともそれなりに必要なものですので。

ということで、いろいろと違いをあげてみましたが、ゴリマッチョか細マッチョって覚えておいてください。笑

ただ、ちなみにぼくはいったい何造になるのでしょうか？

お腹がﾎﾟﾜﾄﾘﾝ造になるのでしょうか。笑

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