収納はあればあるほどいいってわけじゃない4つの理由
収納が欲しいから家を建てる
家を建てる理由の一つに、「今のアパートは収納が少なくてものがあふれてしまっているので、新しい家では収納をたくさん作って生活感がでないようにしたい」という方がいらっしゃいます。
子供のおもちゃが片付かない、ダイニングテーブルの上にあれやこれやとモノが置いてあって・・・という。
※イメージ画像です。ただこれはあんまりにも散らかりすぎですね。笑
ま、それが一番の理由じゃなくてもほとんどの方が「収納はたくさん欲しい」とおっしゃいます。
収納たっぷりの家にしましょう
そんな理由で家を建てるんだから、じゃあ収納をできるだけ多くしましょう!となるわけです。
多くのハウスメーカーも
「ママが嬉しい収納大容量の家」
「収納スペースたっぷりの間取りを提案します」
というような営業文句で家を売ろうとするわけですね。
ま、うちも収納が多い家を建ててきましたし、これからも建てていくことでしょう。
しかし、収納が多い家はメリットがある分、もちろんデメリットもあるということは計画段階から認識しておきましょうね。
①収納が増える分、部屋が狭くなる
そのそも家の面積には限りがあります。土地の広さもあり、予算もあるわけですから。
家の面積が30坪だとして、そのうち収納スペースが10坪あったら20坪しか生活空間になりません。でも逆にそれが50坪の家だとしたら、収納スペースが10坪あっても40坪の生活空間が取れるから問題ないわけですが・・・。
ただみんながみんな50坪の家を建てられるわけじゃないですよね~。
②収納が増える分、眠るものも増える
収納があればあるほど、ある意味収納物が増えます。
使わないものは眠ってしまい1年さらには5年・10年とほったらかしに。そうなるともう存在していたことさえも忘れている・・・そんなことって実はよくありますよね。(ぼくはあります。笑)
でもそんなモノって必要なのでしょうか?
モノが余っているこの時代、どう身軽に生きるか?も大事なんじゃないかな~と。
もしかたら必要のないもののために大事な家のスペースを無駄に使ってしまっているかもしれません。
③奥行きがある&広いほど、何が入っているか分からない
収納はすべて奥行きが広いほうがいい、納戸・物置部屋は広ければ広いと思われがちですが、 その分何が入っているか分からなくなる可能性があります。
もちろん奥行きは80cmないと布団の収納は少し手狭っだりもしますが、小物や掃除機を収納するのには奥行きがありすぎたりもします。
2帖の物置部屋よりも4.5帖の物置部屋のほうがいいと思われますが、奥においてあるものの手前にものをどんどん置いていくと、奥のものが取り出せなくなります。
うまく使えずに奥に詰め込んだものって、数年後何が入っているか分からなくなったりするかもしれないということです。
ぼくは実家で奥から謎のスキー板と学生カバンが出てきたことがありました。笑
④普段目のつかない収納は、存在すら忘れてしまう
普段あまり使わないものは、小屋裏収納(天井裏)や床下収納に収納するといいですよ~と言われたりするもしれませんが、そもそも天井裏まで上げ下げしたり、腰をかがめて床下のものをとったりするのってめんどくさくないですか?
そして普段の目線に入らないものですから、存在すら忘れてしまうこともあるわけです。
小屋裏収納・床下収納を使っていない、何が入っているかわからない・・・という人はたくさんいらっしゃいます。
※そもそもうちではあまり提案しませんが・・・汗
最後に
というように収納がたくさんはあるからこそうまれるデメリットもあることを知ってもらいました。
「収納はあればあるほどいい」というもんじゃないという感覚を持って家づくりすることも豊かに暮らすコツですね~。
よろしくどうぞ~~
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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。