外壁のメンテナンス期間が変わる6つの理由

外壁メンテナンスが必要な期間

家ってメンテナンスが必要です。基本完全なるメンテナンスフリーというものは存在しないと思っておいた方がいいですね。

中でもメンテナンスとしてよく言われるのが外壁のメンテナンスについて。

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外壁リフォームを家を建てて10年後にしたとか、20年後にしたとか。

家を建てる時にはなるべくそのメンテナンス期間を長くしたいものですよね。

でも、実際に5年でメンテナンスしたという人もおられますし、20年はフリーだったよという人もおられます。

なぜそんなに期間の違いができてしまうのでしょうか?

 

①グレードにより変わる

単純に言ってしまえば、外壁材のグレードの違いより耐久性が違うからです。

そりゃそうだよね!と言われてしまいそうですが、グレードが高い外壁はメンテナンスが必要な期間は大幅に延びますし、グレードが低い外壁だとその期間は短くなってしまいます。

やっぱりそりゃそうだよね!って感じですか?笑

 

②工法によっても変わる

外壁材のつなぎ目にシールを多用する外壁。

シールを使うけど最小限で済む外壁。

シールの表面は保護されてシール自体が劣化しにくい外壁。

・・・というようにシールもその外壁の工法によってもぜんぜん違います。

シールの劣化というのが大きくはメンテナンスをする目安になります。外壁の表面はまだ大丈夫でも、シールが先に劣化してしまいなおさないといけなくなる・・・というのは結構あるケースですので。

だから、シールが劣化しにくい外壁の工法やシールをあまり使わないで済む外壁にしたほうがいいんですよね。

 

③シールのグレードによっても変わる

しかしそんなシールですが、この日本で多く採用されている窯業系サイディングを使う場合は、どうしてもシールは多く使わざるを得ません。目地や窓周りなど。

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窯業系サイディングではこのシールがどうしても10年そこそこで劣化してしまうので、弱点になってしまいがちなんですけど、高耐久なシールという商品も最近は出てきています。

⇒ 超耐久・低汚染タイプのシーリング材「スーパーKMEWシール」

メーカー保証期間(防水性の保証ではないみたいですが)が15年もついている商品です。実際に発売されて15年も経ってはいないのでまだこれからと言えばこれからではありますが。

また、シールレス工法っていうのもありますし、サイディングならおススメしています。

 

④家の形状によっても変わる

家の形状によっても違ってきます。

昔の日本家屋では外壁をなるべく守ってあげるという観点から軒が長く出ているつくりがほとんどでした。

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↑フリー画像です

こういう軒や庇が出ているのは外壁保護の意味合いがあります。

しかし、逆に軒が出ていないからこそ、雨で汚れを落としやすい形状になっているということもいえます。

この2つは相反することですが、外壁材によって、工法によって、屋根の形状を変えたりすることも大切なんですね~。

 

⑤立地条件によっても変わる

実は立地条件によっても外壁の持ちは変わってきます。

海沿いで塩害を受けやすい地域、山沿いや田んぼの風がもろあたり外壁にコケがはえやすい地域、西日があたりきつくあたってしまう面、道路の交通量が多く車の排気ガスなどで汚れがつきやすい地域・・・。

というように、立地条件によっても外壁のメンテナンス期間はぜんぜん違ってくるんですね。

悪条件の立地であるときは、なるべくその影響が出ないように配慮することが必要ですね。

 

⑥施工によっても変わる

施工したときの品質によってメンテナンス期間が変わります。

いい仕事をしたら長持ちするし、いまいちな仕事であれば早く悪くなりやすいということです。

ただ、これについては施工品質100%完ぺきです!という会社はないでしょうが、100%に近づける努力をしている会社だと安心ですね。

うちもそうあるために、施工品質にはこだわって、マニュアル・第三者検査といった取り組みをしています~。

 

メンテナンス期間の目安

というような様々な条件がからみあい、10年とかでメンテナンスしなきゃいけなかったり、20年以上メンテナンスしなくて済んだりする違いが出てくるわけですね。

と、ここまでの話で「よく分かったようだけど実際にはよく分からん!」と言われたくないので、超絶かんたんに目安だけをお伝えしますね。

・安価なサイディング+一般的なシール=10年~15年くらいです。

・高価なサイディング+高耐久シール、シールレス工法のサイディング、タイル、塗り壁=20年以上はもつでしょう。

・ガルバリウム鋼板も条件によっては20年以上はメンテナンスフリーになったりもします。

※超かんたんに目安を言ってますので、さまざまな条件の違いにより一概には言えませんのであしからず。

 

最後に

ということで外壁選びはデザイン的にも大事ですが、新築のときのコストとあわせてメンテナンス期間のバランスも考えて、コスパよく外壁選びをしていきましょうね~!

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そして、カッコいいおうちを建てていきましょう~~!

 

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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。