非日常のことではあるけど来客時の動線も考えてみよう
動線設計
さあ、今日は動線について一緒に考えてみましょう!
注文住宅を建てる大きなメリットは、土地にあわせて間取りを自由に設計することができるというのがあるので、どうせなら動線は良くしたい!
(動線を良くすると言うのは、家の中で動く距離を短くしたり、動きがスムーズにいくという意味ですね。)
家事動線とかはよく言われることなんですが、他にも考えてみたい動線として「来客時の動線」もあります。
応接間があればよかったけど
そもそも昔は、特に田舎の大きなお家だと、応接間がある間取りがある意味当たり前でした。
こんな6~8畳間の応接間的な。笑
でも、最近ではこういう応接間はほとんど設けません。その理由としては、利用頻度が低いものに予算をかけたくない、普段使うリビングや水廻りスペースを優先したい・・・と言ったところでしょうか。昔よりも家本体にかかるコストが高くなっているというのもありますしね。
しかし応接間の無いのが一般的な現代のおうちではどんなことに気をつけたらいいでしょうか?
来客時の動線
以下のチェックポイントを一旦考えてみましょう。
・お客さんがトイレに行くとしたらどういう動線になるのか?
・お客さんの動線で通過してもらいたくないところや部屋はあるか?
・トイレなど音が聞こえてしまうとイヤなところとかは許容できる範囲かどうか?
など。
テーマを持って間取りを見る
これらは間取り図をフワッと見てもなかなか気づかないかもしれませんが、「来客時どう通って、トイレに行くときはどう通るだろうか・・・」というテーマを持って見ると、気づくことがあります。
もしかしたら、
・奥さまがお友達とダイニングでお茶している時に、トイレの音がけっこう聞こえてしまったり
・ご主人の同僚が遊びに来た時に、キッチンの内側の片付いてないところが見えてしまったり
・子どもの友達が遊びに来て子ども部屋に行くために、ゆっくり寝ている目の前を通ったり
するかどうか?って感じで。
とにかく何のために今自分が図面を見ているのか?を意識するだけで、ぜんぜん変わるんですね~。
非日常のために日常を犠牲にしてしまわないように
これらのチェック項目をすべてOKにしようとしたら
「玄関入ってすぐ行けるところに応接間的な和室を設けて、来客専用のトイレを設けて・・・」
ということに結局なっていきます。汗
しかし、そもそも来客時というのは日常的だというご家庭は多くはないかと思います。となるとその非日常を優先するばかりに、本来大切にしたい日常を犠牲にしてしまわないほうがいいよねっていう感覚も忘れずに。
自分たちはどうなのか?どこまでなら自分たちは許容できるか?ということをご夫婦で相談することが大事なんですね~。
最後に
以上、来客時の動線について一旦考えてみてはいかがでしょうか?というお話でした~。
~今日の体重=88.8(+0.1)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。