非日常のために日常を犠牲にしない間取り
間取りはご家族それぞれです
家を建てるお仕事をさせていただいていつも思うのですが、ご家族ごとに間取りってぜんぜん違います。
・平屋がいい!⇔2階建てがいい!
・室内物干しスペースを欲しい⇔物干しスペースは最小限でいい
・洗面台は広めがいい⇔洗面台よりもトイレを二つにしたい
・部屋は最小限でいい⇔部屋は広めがいい
・リビングは吹き抜けがいい⇔リビングの吹き抜けは嫌だ
などというように、ご家族ごとにぜんぜん違うんですね~。笑
非日常のために日常を犠牲にしない
そんな間取りですが、ぼくがいつもおススメしているとある考え方があります。
それは・・・
「非日常のために日常を犠牲にしない」
という考え方。
例えば・・・
それはどういうことか?というと、例えば
「親が泊まりに来るから客間的な和室を設けたい」
「友達をたくさん呼んでバーベキューするからなるべく広い庭がいい」
「雪がたくさん積もることがあるのでカーポートをつけたい」
というようなことはどこまで頻繁にありますか?ということ。
非日常のたまにしかないことだったら?
「親が泊まりにくるのは子供が小さい頃だけで、あっても年に1~2回とか?」
「今までバーベキューをすることが少ないから、家を建てたからと言って友達がたくさん来るわけじゃない?」
「この地域は雪が積もっても10㎝くらいだし、何十㎝も積もることって少ない?」
というように、もしもそれが自分たちにとって『非日常のたまにしかないこと』だったら一度考え直すことも大事かもしれません。
それによってデメリットがあるかも
なぜ考え直すことが大事かというと、その非日常のことを優先するばかりにデメリットが大きくなってしまうかもしれないからです。
「実は親は子や孫の家に泊まるよりも温泉旅館に泊まったほうが嬉しいと思っている」
「広すぎると庭の手入れ(雑草取り、芝刈り)が大変だ」
「カーポートがあるせいで外観の見た目が悪くなる」
というようなデメリットも考えられますし、そして何よりその非日常のためにもコストがかかってしまっています。
客間としての和室も、広い庭も、カーポートも全てコストがかかってますよからねぇ。
非日常よりも日常を大事に
だからこそ非日常にお金をかけるよりも、日常を大事にするために
・毎日使う水回りを充実させたり
・日々活用する収納を優先させたり
・普段目のつく内装をグレードアップしたり
はたまた
・予算を抑えた家づくりをして毎月の支払を抑えたり
・余った予算でお子さんの教育費にまわしたり、貯蓄にまわしたり
というように、非日常よりも日常を大事にするという考え方をいったん持ってみるというのもいいですよね~という話でした。
最後に
でもぼくがそんな話をしても、やっぱり人それぞれだということ。
客間も作りますし、広いお庭もつくりますし、カーポートもつくります。
それだけみなさん価値観が違うってことですね!!!
ということで、お客さまの思いはみなさん違うので、それぞれがお気に入りのオーダーメイドの間取りでオンリーワンの家づくりをさせていただいていることに感謝して、これからもがんばっていきます!
ありがとうございました~~~♪
~今日の体重=89.0(+0.0)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。