住宅ローンの支払い期間は何年がいいのか考えてみましょう

こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋の失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。

株式会社あめりか屋HP
いきなりですが、ここで問題です。
Q.Aさんご家族(夫32歳、嫁30歳、子1歳、世帯収入700万円)が、3000万円の住宅ローン(元利均等/金利2.0%/ボーナス払いなし/諸費用別)を借りるときに、住宅ローンの支払期間はどれを選ぶべきでしょうか?
1.25年ローン
2.35年ローン
3.ケースバイケースで考える
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シンキングタイム
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はい、時間切れです!
解説を分かりやすくするため、それぞれで計算してみましょう(簡略計算してますので、イメージでお願いしますね)
25年で支払う場合・・・
月々の支払は、127,170円です。そして25年の総支払は、38,151,000円になります。
35年で支払う場合・・・
月々の支払は、99,390円です。そして35年の総支払は、41,743,800円になります。
25年ローンのほうが月々の支払は27,780円高いんですけど、総支払は3,592,800円も安くなります。しかも25年後には、ローンが終わります!つまりローンが終わったら毎月支払っていた127,170円はまるまる自由なお金になるので、貯蓄にも回せますよね。
「むむっ!世帯年収は700万円あるので、毎月の支払いが127,170円をなんとか支払っていけるというAさんご家族は、25年ローンにしたほうが絶対にお得じゃん!」って話になりますね。
だから、答えはAかな。いや、条件付きだからCかな。
・・・とお思いのあなた。
 
それは間違いなんです!
ここで、もしもAさんご家族にお子さんがもう1人生まれたらどうですか?奥さまの年収も見込んでの127,170円の支払いだったらどうですか?奥さまの給料が1年以上0円になったらどうですか?ご主人の給料がもしも減額されたらどうですか?
そんな時は、毎月の支払の127,170円がドーンと響いてくるかもしれませんよね。こりゃぁ~、支払いが大変になってきたから25年から35年にローンを伸ばしてもらおう・・・というのは簡単にいかないんです。審査も再び必要になりますし大変です。
ここで35年ローンの出番です。
そもそも35年というのは一般的なローンを組める最長の期間となります。期間が最も長いので、さきほどの計算通り最も利息も多く払うことになります。
しかし、リスクを回避したローンと言う観点で選ぶのであれば、35年ローンが最もおススメなんです。ギリギリ127,170円を払える家庭であればなおさらなんです。しかも、月々の差額の27,780円を貯蓄に回して、家族のよきタイミングで繰り上げ返済をする!ということもできるんです。繰り上げ返済は利息の軽減効果もありますしね。
つまりローンは、支払いを伸ばすことはできないけど、短くすることはできるってわけです。
ですので、正解は、Bの35年ローンです。35年ローンが最もリスクを回避していますよね。しかも、できれば繰り上げ返済用に貯金されることをおススメしています。(あ、年齢や、収入、家族構成によっては25年ローンでも正解な場合がありますけどね。・・・どっちやねん!笑)
というように、あくまで資金計画はご家族それぞれですが、得をするローンというよりも損をしないローンという概念の方がうまくいくご家庭が多いので、自分たちの場合にあてはめて考えてみてくださいね。
今日の体重=87.5kg(-0.4)~
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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。