『THE TEAM 5つの法則』読書メモ。組織はリーダーではなく法則だ!
THE TEAM 5つの法則
「THE TEAM 5つの法則」という本をkindleで読みました。
ぼくも会社という組織の代表取締役というリーダーとなり、いろいろと勉強している身ですのでこの本を手に取りました。(正確にはスマホでポチりました。あ、そこはどうでもいいか。笑)
結論から言うと、ここまでロジカルに説明していただく組織論は初めてで、いくつもやってみようと思わせていただきました。
組織はリーダーではなく法則だ!
「偉大なチームには偉大なリーダーがいる」のではなく、「偉大なチームには、法則がある」という考えで、さまざまな法則ごとに整理整頓されてかかれています。
「目標設定」「人員選定」「意思疎通」「意思決定」「共感創造」という5つの法則を、法則、具体的事例、チェックリスト、学術的背景で説明されています。
またそこには分かりやすい例えも載っているので読みやすかったですね~。
なかでも現在ぼくが響いた部分をご紹介させていただきます。
「目標設定」
まずは目標設定の重要性から。
「あなたは朝起きてから今まで、『赤いもの』がいくつありましたか?」
という質問に答えられる人はほぼいないと思います。
しかし、明日同じ質問があって回答するということが決まっていれば、ほとんどの人が朝から赤いものを数えることでしょう。
つまり、「赤いものを数える」という目標を持つことがいかに重要かということ。
目標を達成する前に、どのような目標を設定するのか?
いかに目標が大事か?という前提で、次は
「目標を確実に達成するのが良いチームだ」
というのも間違いではないけれども
「目標を適切に設定するのが良いチームだ」
となります。
要するにどんな目標を設定するか?で変わってくるというわけですね。当然と言えば当然ですが、理論的に考えて整理することができます。
意義目標・成果目標・行動目標
目標を「意義目標・成果目標・行動目標」という3つに分類します。こちらの著書で例えると・・・
・意義目標は「日本全体のチーム力」を高める
・成果目標は「10万部売る」
・行動目標は「事例を交えて分かりやすく伝わる本をつくる」
といったようなものです。(※意義目標は目的とも言い換えることができるなと思いました。)
これを自分のチームにあてはめてみるとどうでしょうか。
意義目標がなければ作業と数字の奴隷になる
印象的な見出しですが、実にそのとおりだと思います。
そもそもの意義目標がなければ、成果目標にばかりとらわれて、行動目標を処理するばかりとなってしまいます。そして成果目標である数字を気にしてばかりになる恐れがあります。
ただ、本来の意義目標を目指すことという大義名分があれば、いろんな状況に合わせて行動目標も変えることができて、本質を捉えた自発的な動きができるというわけです。
ぼくもいつも思っているのが「何のために」「何のために今それをしているのか?」が大元で大事なんだなと。
うちの会社の恥ずかしい話ですが
うちの会社で以前こんなことがありました。
事務員さんに「見積書を送りたいのでPDFにしてほしい」とお願いしました。
すると容量が12MB以上もの大きなPDFデータをぼくに渡してきました。大きすぎるので容量を小さくしてくださいと伝えると、今度は容量を小さくし過ぎてプリントアウトしてみたら文字が見にくいPDFデータをぼくに渡してきました。
当然またやり直しです。
これは「お客様に見積書という成果品をメールでお渡しする」という目的でなく、「上司にPDFにするよう言われたから、スキャンする」ことが目的になってしまっているから生まれたミスなんじゃないかなと。
何を目的に仕事するのか?というこの本での「意義目標」がまずは大事なんだというエピソードです。笑
最後に
「目標設定」のことだけ深堀りして書きましたが、他の「人員選定」「意思疎通」「意思決定」「共感創造」という法則についても、分かりやすく書かれています。
そして、この本を読むのはなにもリーダーだけではありません。
現場で働く人、部活の部員、町内会の新入会員すべての人にとってこういう法則があって、それを実践しようとしているんだと分かるだけでも、今の自分のおかれた状況をいくらでも改善できるということが分かるはずです。
とても学びのある本です。気になった方はぜひ読んでみてください!
※推薦してますが、アフィリエイトというわけではありません。笑
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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。