子ども部屋は9畳1部屋にしておいて、後から4.5帖の2つの子ども部屋にする

使い方が変わる子ども部屋

子ども部屋は時期によって使い方が大きく変わります。

イメージですが・・・

0歳~7歳:普段の生活も寝るのも親と一緒なので、ほぼ使わない。

7歳~10歳:小学校に入るとぼちぼち使われるようになりますが、一人で寝たり勉強したりとまでは使わない。

10歳~18歳:ようやく子ども部屋を子ども部屋として使うようになります。勉強はリビングでするという子もいるでしょうが、一人で寝たり、片付けしたりと自立にむけた生活空間としてやっとフルに使うように。

18歳~:大学に行ったり、就職したりと、そもそも自立して家を出るケースも多いので、子ども部屋が物置状態になっているというのもよくある話ですよね。

ということでともかく『子ども部屋の使い方は変わる』という考えをもってもらいたいなと。

 

2部屋を1部屋にしておく

その前提のもと、「子ども部屋2部屋を合体して一つの部屋にしておく」というのがよく見られるようになってきました。

20200403_0069

これは9畳+クローゼットの部屋です。

最初は9帖くらいの大きな部屋にしておいて1部屋を2人で使う。そして子どもの成長にあわせて間仕切り壁をして2部屋にする。

20200403_0065a

この部屋が・・・

赤線で区切って2部屋になります。

20200403_0065aa

こんな感じで。

窓はもちろんのことコンセントや照明も、後でドアと壁を作れるような前提で配置しています。

ただ、こうすることによるメリットとデメリットももちろんあるのでまとめてみますね~。

 

メリット

・子どもが小さい頃は家族みんなでこの大きな部屋で寝ることができる。

・子どもの成長にあわせて最適なスペースを作りやすい。

・小さい頃は一人で部屋ですごすよりも兄弟(姉妹)二人で部屋ですごす方が仲が良くなる。

・幼い頃の遊び場としてのスペースが広くなる。

・新築時の費用を抑えられる傾向にある。

・子どもがお一人だった場合、子ども2部屋で新築しているとそのうち1部屋は無駄になることがあるので、それを避けられる。(子供部屋が主寝室よりも大きくなれば、主寝室を子ども部屋にしてもいい)

など・・・

 

デメリット

・新築時よりも、数年後リフォームするほうが費用がかかるし、そのときめんどくさい。

・兄弟(姉妹)の年齢差がある時は、上の子と下の子の一人部屋が欲しくなる時期に差があるので、部屋を区切る時期に迷う。

・兄妹、姉弟というように異性の場合は、どうせ必ず区切るから最初から区切っておいたほうがよいかもという案も。

・子どもがまだいないご家庭では、将来子どもが一人の場合、子ども2部屋で新築しているとそのうち1部屋は物置か書斎にできる。(だから一部屋にしているとデメリットになるとか)

・広い部屋に対応した能力のエアコンは、2部屋にした場合能力が過剰になる(悪いことではないですが)ため、大きいエアコンを一つ入れるか、小さいエアコンを二つ入れるか迷う。

など・・・

 

主寝室、子ども部屋じゃなくて個室

そしてそもそもですが、間取りを設計するときは便宜上「主寝室」「子ども部屋」という表現をしがちですが、そもそも家の中の部屋を誰の部屋にしてもいいわけですし、どう使ってもいいわけですので「個室」と表現してもいいですね。

子ども部屋4.5畳を2つということではなく、後で分けることも可能な個室9畳という考えだと使い方も幅が広がるってなもんですね。

せっかく家を建てたのなら部屋、スペースは無駄なく使いたいので、今回のブログのように可変性を持たせるのも有効かもしれませんね~!

 

最後に

しかし間取りは「これが正解!!!」とは言い切れないことばかり。

プロのぼくだってアドバイスはしますが絶対にこうしたほうがいい!だなんて言えませんからね~。

だからこそ、こういう情報を元に、ご夫婦で話し合うことが大事です。特に子育てについての考え方にもなるのでよく話し合ってくださいね~。

よろしくどうぞ~~~

 

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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。