新築した家で「〇〇の音がうるさい!」ってならないために必要なこと
音の問題で家を建てる
アパートに住む子育て世代の方が家を建てる理由の一つに、音の問題が子供が泣いたり走り回ったりしてお隣さんへ音で迷惑がかかるから・・・ということもあるでしょうし、逆に、お隣さんがうるさいからということもあるそうです。
そういった音の問題をきっかけに、家を建てるという方もおられますからね。
アパートと違って一戸建てであれば、お隣さんの家との距離もありますし、上下の階でお隣さんが住むというのもありえませんので、お隣さんとの音の悩みは格段に減るわけです。
しかし、今度はお隣さんじゃなくて、自分たち家族間、そしてそもそも家の中で音の問題があるかもしれません。OMG!
そんなとある例をご紹介します。
①上下階の音
家族間なので少々のことは許せるとはいえ、2階の足音・物音が1階に聞こえるのは嬉しいことではありません。
特に二世帯住宅で、上下階で完全に分けているときは、2階の音が聞こえる・・・というのは問題になりがち…。
生活を分けているのに音が聞こえてしまい、気になってしまうということですからねぇ。
②隣の部屋の音
二人兄弟の子ども部屋2部屋の間の壁から聞こえる音は、幼い頃は大して気にならないかもしれませんが、大きくなってくると気になるかもしれません。笑
そして例を挙げて申し訳ありませんが、姑と嫁の部屋の間の壁から聞こえる壁はめちゃくちゃ気になるかもしれません。笑
③トイレの音
リビングとトイレが真横にあって、しかもトイレの扉一枚だけで隔てられている間取りだと、トイレの流す音が聞こえがち。
てか、トイレのする音さえも丸聞こえという恐れも・・・。
これではトイレに入っている方も、リビングにいる方も落ち着かないですよね。
④キッチンの音
最近はLDKつまりリビングダイニングキッチンということで、リビングとキッチンが一つの部屋になった状態が主流ですよね。
コミュニケーションをとりやすい反面、キッチンの音がリビングへ届いてしまうということもあるわけです。
調理のおいしそうな音なら心地よいかもしれませんが、洗いものの流しの音なんかはどうでしょうか。これはある程度慣れもあるので問題ない場合もありますが、気になる方もいるかもしれませんね~。
⑤屋根の音
屋根が瓦じゃなくて、ガルバリウム鋼鈑の屋根だと、大雨やひょうなどの音が部屋に聞こえやすい傾向があります。
ただしこれはあるていどの音の低減は対策できますので、うちはガルバリウム鋼板の下地に吸音ボードを施工していますが、そういう対策はある程度したほうがよいでしょうね。
1階屋根の上に乗ったエアコンの室外機も家の構造によっては気になる場合もありますしね。
⑥特別な事情による音の問題
住宅と併用してお店を開く、ピアノ教室をするといった場合や、大音量で音楽を聴くのが趣味だ・・・という場合は、隣の部屋でその音が気になるかもしれません。
音が発生する原因があるものを想定できるのであれば、対策はしておきたいですね。
材料と間取りで対策しよう!
そして音対策は大きくは2つです。
・材料で対策する=遮音材、ボードを2重張りにする、防音ドアを設置するなど
・間取りで対策する=音がする部屋の横は収納にしたり、音がする部屋の上下に気を付けたりなるべく外壁に面するようにするなど
時と場合によって対策の方法は変わりますしコスパにも違いはありますが、事前に検討することがまずは重要ですね!
最後に
自分は(一緒に住む誰々は)音に敏感なほうだ、昼間寝ることがあるというお仕事に就いている、二世帯住宅で暮らし方や価値観に差がある、お店を併用した住宅にするので・・・などという場合は、特に音のことを気にしたほうがいいかもしれません。
これらの音の問題点をまずは想定してみて、設計士さんと一緒に検討することからはじめましょう。
後悔の無い家づくりになることを願ってこんなブログ書いてみました~。
~今日の体重=90.8(-0.2)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。