「今が一番の建て時です！」とよく言われるかと思いますが、本当でしょうか？

「今が一番の建て時です！」

これから家を建てようという方は、

「うちもいつか家を建てることになるだろうけど、いつ家を建てたらいいんだろう？」と判断に迷うこともあるかもしれませんね。

だからというかなんというか、よくみなさん

「家を建てるなら１～２年後とか、遅くとも３年以内とかかな～・・・。今すぐじゃないていいかなぁ。」

と、おっしゃいます。

高い買い物になるし、慎重にいきたいというのもよく分かります。

しかしその発言を聞いた住宅会社の営業マンはたいていこう言うでしょう。

「１～２年後とか３年以内と言わずに、今が一番の建て時です！」

とこう言われたりもするわけです。

 

これって本当？

家は１～２年後、３年以内とかじゃなくて、今からすぐ建てたほうがいいっていうことなんですが、これって本当なのでしょうか？笑

ただ、営業マンが自分の成績になるからそう言ってるだけなんじゃ？とか思ったりも・・・。笑

でも、今すぐ家を建てるメリットも存在していますし、デメリットもあります。

ということで、今すぐ家を建てるメリット・デメリットをかんた～～んに、まとめてみましょう！

 

メリット①：ローン完済が早い

もし３０歳でローンがはじまれば、＋３５年の６５歳で完済となります。

ちなみに２５歳だと６０歳で完済。３５歳だと７０歳で完済と単純計算でそうなります。

若いうちに完済できる＝繰り上げ返済をしなくても定年の年齢内に完済できるっていうのは安心かもしれません。

 

メリット②：家賃がいらない

「今は賃貸アパートに何年か住みながら、頭金を貯めています」ということもたまに聞きます。

しかし家賃を払いながら頭金分を年間１００万とか２００万貯めるというのは結構大変です。

そこで、賃貸アパートの家賃を払う代わりに、住宅ローンの返済に充てられるということをメリットとして考えるのも、やっぱり一理あるわけです。

 

メリット③：金利が上がる前に家を買える？

金利は史上最低と言われるレベルをここ数年ずっと維持しています。もし頭金を貯めている３年のうちに、金利が上昇しったとしたらということも言われる話。

そうなると、せっかく３００万貯めて頭金にしようと思っていたのに、金利が上がったためにローンの総支払額でその頭金３００万円のメリットがスコーーーンと軽く打ち消されてしまう恐れだってあるんですよ～。涙

あくまで金利が上がったとしたらの話ですけど、頭金なしでフルローンを組んだほうが総支払いが安くすむことだってあるんです。

（ただ金利上昇については予想でしかないですし、ここはそんなに心配しなくてもいいかなとも）

 

メリット④：子供と長く暮らせる

少し先のことを考えると、子どもと一緒に暮らす時期というのは案外短かったりします。

なぜなら、子どもが１０歳の時に家を建てたのであれば８年しか一緒にその家で暮らせないかもしれません。（１８歳で家を出ていくとしたら）

お金の損か得かということを計画するのも大事ですが、子どもを含めた家族で豊かに暮らす時間を長くするという考え方もある意味大事なことです。

ぼくはこれが最大のメリットなんじゃないか？と思ってます。だって家族の豊かな暮らしのために家を建てるんですから。

 

デメリット①：収入が少ないと借入額が少なくなる

若い頃は収入が低かったりします。

それは若い方がそれだけの責任が無い、技量が足りないということもあるでしょうしね。

収入によって借入額可能額が変わるので、希望の借入額まで借りられない・・・となることもあるかもしません。

 

デメリット②：人生の不確定要素が比較的多い

将来は、仕事、結婚、子ども、転勤、転職、親の介護などの不確定要素が少なからずありますよね。（ネガティブな考えをあえて入れるとすると離婚という不確定要素もあります・・・。汗）

家を建てたけど不確定要素のどれかが原因でその家に暮らすのが都合悪くなることもあるかもって話。

かんたんに引っ越すということはなかなかできませんし、家を貸すとか売るとかそういうのも相手があることなのでかんたんじゃないですしね。

 

デメリット③：経験・知識がまだ少ない

若いうちは、まだまだ経験・知識が少ないってこともありますし、さらには誰しも初めての「土地を買って注文住宅を建てる」ということであれば知識・経験不足というのは否めません。

ここで問題なのが、なにも知らないばっかりに、売りたい気持ち満点の営業マンに乗せられて勢いで建てたけど、後になってみて後悔した・・・ということはよくある話。

勢いで家を建てるのはぜんぜん可能ですが、後悔しないために家づくりの知識をある程度持っておくのも大事なことですね。

 

デメリット④：資材費が高い場合

これは時と場合によりますが、現在（2021年6月）はウッドショックと言われる木材関係の価格高騰の真っただ中。

こんな資材が高い、納期がかかる大変な時期に家を建てなくても・・・それにコロナだし・・・という意見もでてきそうです。

ただ、資材費の高騰がおさまるのがいつか？分からない中、資材費が落ち着いたら、コロナが落ち着いたら・・・と言っててもまた違う問題が発生するかもしれませんからね。汗

 

家を建てることが決まっているなら・・・

ちなみにぼくの意見は「家を建てることが決まってるなら、早い方がメリット大きいかな～と思います」です。

逆に家を建てるかどうか迷っていて、実家に帰るや中古住宅を購入する可能性もある・・・などの可能性があるのでしたら、家は建てないほうがいいとも思っています。

こんな住宅会社の社長っぽくないこと言ってますが、ホントに思ってるんですよね。

家を建てるのが仕事じゃなくて、家づくりを通してお客さまご家族を豊かにしたいので。

 

最後に

ということで、今が３０歳であろうが、３５歳であろうが、はたまた・・・６０歳でも８０歳でも、「今この瞬間が人生で一番若いとき」です。

そんな人生で一番若い今、あなたはどうしますか？

ご夫婦でまずは話し合って、そして時には家づくりのプロと話し合って「いつ家を建てるか？」についてもちゃんと考えてみましょうね～。

 

～今日の体重＝91.0(+0.2)～