図面がない中古住宅でもリノベーション・リフォームは可能です
こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。
先日お客さまからこんな質問をいただきました。
「図面がない中古住宅でもリノベーションはできるのでしょうか?」
さぁ、これについて解説と対策をまとめてみましょう!
図面がない家
古い物件ですと図面が残っていないケースがしょっちゅうあります。昔ながらの大工さんが建てた家だとそもそも図面がないというケースもあるくらいですし。
もちろん図面がないと生活できない・・・というわけではありませんが、リノベーションするには図面があったほうがいいに決まっています。
でも無いなら無いで、現地の間取りを実測したらおおよその平面図は書けますので、リノベーションは十分可能です。
壁の中がわからない
ただ、リノベーションをする時構造的に壁をぶちぬきたいというケースがあります。こういうときは図面がないとどこに重要な柱があって、どこに筋交いが入っているのか?という壁の中はいまいち分かりませんよね。
一部天井内を覗いたりするという、さらなる現地調査が必要になってくるんです。
そしたその中が分からないというところを100%分かるようになるには、実際に壁を解体し始めないと分からないところもあるんですね。だからやってみないと分からない・・・というのがある程度はリフォームの宿命なんです。
図面って探せるの?
だったら図面を探しましょう!と思っても、役所などに図面は残っていません。残念ながら。
今まで住んでいた家を売る人か、その家を建てた会社さんくらいしか図面を持っている可能性はありません。30年、40年以上も前の図面を保管しているというのは少ないかもしれませんね。
↑これはうちが40年以上前に建てた店舗併用住宅の図面です。歴史を感じますね~。
検査済み証は欲しいけど・・・
公的機関のお墨付きである検査済み証(もしくは確認済み証)は欲しいです。「公の検査をいついつにちゃんと合格してますよ」という書類ですから。
ま、図面がないということは、もちろん検査済み証もまず無いでしょうけどね・・・。
図面がないと費用が高くなる?
もともと図面がある時よりも、図面がない時の方が、現地調査をして一から図面を書いてもらう分、費用がが高くなるのでは?という心配もあるかもしれません。
間取り寸法を抑えるくらいなら大した時間もかからない(一般的な大きさの家だと1~2時間くらいで実測できますし)ですし、図面はそもそもあってもCAD(パソコン)で書くと思います。
つまり、それほど図面があろうかなかろうが作業時間は大した差はありませんので、ほぼ費用には関係しないと思います。(あ、それってぼくのところはね・・・という話ですけど。)
まとめ
ようするに、中古住宅ですと図面がないというのはよくあるケースなので、しょうがないわけです。図面が無くてももちろんリノベーションは十分できますので、ご安心くださいね!っていう結論です。
あ、図面があるかどうかよりも、その家の劣化状況がどうなのか?の方が気になります。それについてはまた別の記事で書きますね。
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blog⇒敦賀市の工務店で注文住宅の新築・リフォームするならあめりか屋篠原秀和のブログ
~今日の体重=82.8kg(+0.6)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。