坪単価は明確なルールがないから当てにならない

twenty one pilotsがお気に入りの福井県敦賀市の建築会社あめりか屋の失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。

あめりか屋施工事例←ぜひごらんください☆

 

坪単価いくらですか?

このブログでも数日間ご案内してきましたが、昨日までオープンハウスを開催させていただきました。予約制でしたが、多くの方に来ていただきました。ありがとうございます。

さて、オープンハウスにてよく聞かれる質問第1位が・・・

「坪単価いくらですか?」

というご質問。

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↑「お金いくらかかるんだろう・・・?」と心配になりますよね~

オープンハウスをさせていただいているそのお客様の家のお金をペラペラ言ってまわることはできない(したくない)ので、一般的にあめりか屋で建てる場合の坪単価をお伝えするようにして

「だいたい50万円~60万円くらいです」

とお答えしています。

 

坪単価には明確なルールが無い

坪単価をかんたんに説明すると・・・

坪単価 = 建築価格(円)÷ 床面積(坪)

です。

昔から目安として、家の新築における費用は坪単価で計算されてきました。

しかし、この坪単価ですが、実は明確なルールが無いんです。

 

建築価格にどこまで入っているのか?

建築価格については本体工事、付帯工事という区分けがあります。(他にもいろんな言い方や分け方がありますが、ここはニュアンス的に捉えてくださいね)

基本的に坪単価を計算する建築価格はここでの本体工事のみです。

しかし、本体工事の中にどこまで入っているのか?付帯工事やオプション工事と称してどこまで本体工事から外しているのか?など明確なルールはありません。

それとまた、本体工事の中のキッチンが50万円のものでも200万円のものでもどちらでもいいんです。

はたまた、設計規格プランから変更があっても追加費用ゼロでも、追加費用が発生してもどちらでもいいんです。

そんなこんなで、よくある話なのが、坪単価28万円と広告していても、実際に建ててみたら坪45万円かかった・・・などはよく聞きますよね?

つまり、始めから本体工事の中にある程度想定して見込んでおいて坪50万円と言おうが、限界まで安く建てられる坪28万円と言おうがどちらでもいいんです。

つまり、住宅会社それぞれの言い方でいいんです。ルールも法律もないから。

 

床面積がどこまで入っているか?

坪単価を計算するにあたっての床面積を計算する方法もルールがありません。

坪単価の計算上、床面積は分母にあたるので、床面積が大きい方が坪単価は安くなります。

ですから、玄関ポーチや吹き抜けの面積を全ていれたりして安く見せてもいいですし、法律上の延床面積だけで計算してもいいんです。

つまり、住宅会社それぞれの計算でいいんです。ルールも法律もないから。

 

丼勘定だけど目安にはなる

ということで、まじめに考えれば考えるほど坪単価ほど丼勘定なものはありません。(笑)だから(まじめな)ぼくは坪単価がどうのこうのと広告を出したり、宣伝するのは好きではありません。

住宅業界は建てる家が基本オーダーメイドなので、家の価格というのはバラつきがあるのは事実です。しかし家を買う立場であるお客様にとっては、バラつきがあるだかなんだか知らないけど、「分かりにくい」のが困るのではないでしょうか?

だからある程度の分かりやすさという点で坪単価も使われているのも事実です。

つまり坪単価は丼勘定だけど、目安にはなるってことですね。

 

価格には全て理由が存在している

目安ということですが、その坪単価にも住宅会社それぞれで大きく違います。坪単価の安いところでは30万円~、高いところでは~100万円というくらいに大きな幅があります。

うちが50万円~と言うと「そんなもんだよね」と言う方もいれば「安い」と言う方もいれば「高い」と言う方もいらっしゃいますが、比較する住宅会社によってそれぞれ大きく違うからなんです。

坪単価のからくりもありますが、家のつくり方、使っている材料、会社の経費に対する費用のかけ方が違うので、それだけの大きな幅が出てくるというわけなんです。

そして住宅会社が言っている坪単価は、その価格帯の「家のつくり方、使っている材料、会社の経費」で建てた家を得意としているわけです。

つまり、価格には全て理由が存在しているんです。

坪単価が高い家を建てるとぼったくられて、坪単価が安い家だと得というわけじゃないんですね。笑

 

最後に

ぼくが思う一番大事なところが、総予算の中で満足のいく家づくりができるかどうか?というところ。

家の価格を不安に思うのもよくわかりますが、坪単価を重視して見続けると、結局は坪単価(お金)に振り回された家づくりになってしまう恐れがあります。

ですので、ここはひとつ明るく、機嫌よく、総予算の中で、どんな家を一緒に建ててくれるか?ということを重視してもらうといいのではないかと思うわけです。ええ。はい。

 

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あ、毎日ブログ書いてるので、お気に入り登録してくれて、毎日見てくれたりするとしのP☆カンゲキ!涙


篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。