針葉樹と広葉樹の違いからみる無垢フローリングの選び方

こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋の失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。

 
針葉樹と広葉樹の違いって分かりますか?
質問しておきながらすぐ答えを出しますが・・・笑

 

名前のとおり葉のかたちが違います。

 
葉が針のように尖っているものを針葉樹(杉・松・ヒノキなど)。丸いかたちの葉のものを広葉樹(さくら、ナラ、ケヤキなど)。かんたんに言うと針葉樹は見た目がとんがってて、広葉樹は丸い感じです。
これくらいなら知っているよ~っていう方も多いかもしれませんが、他には・・・
 
「成長の早さの違い」
針葉樹は成長が早く、40年から60年ほどで建材に使えるくらいまで成長します。広葉樹はゆっくりと大きくなるため、100年以上たたないと建材に使えるくらいまで成長しません。
 
針葉樹は成長が早い=量を確保しやすい=値段が安くて、広葉樹は成長が遅い=量を確保しにくい=値段が高いということも一般的には言えます。
 
 
「成長の仕方の違い」
針葉樹はまっすぐ成長します。広葉樹は横に広がりながら成長します。つまり建材(特に構造材の柱や梁)として使うにはまっすぐ伸びる針葉樹の方が適しているというわけです。
 
 
「空気の量の違い」
針葉樹は空気が多く含まれていて、広葉樹は針葉樹よりは空気が少ないという違いもあります。このため、
 
針葉樹は空気が多くて、軽くて、やわらかい。広葉樹は空気が少なくて、重くて、硬い。
 
という特性があります。(ここポイントです)
つまり、針葉樹は空気を多く含んでいるので、さわったときのあたたかみがあります。(広葉樹よりはということ。木材ですので広葉樹があたたかみがないというわけではありませんけども。)
 
そして、針葉樹はやわらかいので傷がつきやすくて、広葉樹は逆に硬いので、傷がつきにくいんです。
 

↑杉(針葉樹)

↑ウォールナット(広葉樹)

 

手でさわるとそこらへんの違いがわかります。冬場は特に違います。
【まとめ】
フローリングを選ぶ時に、予算は抑えたいけど、無垢がいいなという場合は、傷つきやすいけど、あたたかみのある針葉樹(パイン(松)、ヒノキ、杉など)をおススメしたりもします。
ただ、傷がつきにくい広葉樹(サクラ、ナラ、ウォールナットなど)という良さや、見た目がかっこいいものも多いですし、それぞれ良さはたくさんありますので広葉樹も魅力です。
いろいろと無垢の木でも性質的に違いがあるので、楽しんで選んでくださいね~

篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。