10年固定金利の住宅ローンの10年後の残高は8割弱も残る!?
こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋のこだわりの注文住宅専門家の篠原秀和です。
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10年固定金利
住宅ローンにはいくつもの金融機関がある中で、しかもたくさんのローン商品があります。
いろんなローン商品というと、大きくわけると変動金利と固定金利があって、その変動金利の中にも10年固定(5年固定・2年固など)という固定金利期間選択型とのもあるんですね~。
↑住宅ローンのフリー画像だよね。
10年固定とは
10年固定金利というのは、「35年ローンを組む中で10年だけ固定金利で、11年目からは変動金利になる(再び固定金利を選択できる商品もあります)」という住宅ローンのことです。超かんたんにいうと。
今は、超低金利時代と言われるくらい、今までの歴史の中でもかなり金利が低い時期ですので、多くの方(専門家・一般の方)は、今後金利が上がっていくのではないか?と予想されているわけです。
というように金利が上がると予想した場合、今の変動金利が安いからと言ってとびつくのは少々危険もあるのでは・・・と心配する方も多く、じゃあ固定金利を選ぼう!となるわけですが、固定金利は残念ながら金利が少し高くつくのでそれも困るとなるわけです。
そこで、その間をとって、固定期間限定型の10年固定金利とかこういう商品があるというわけなんですね~。
10年間変わらないってやっぱり安心っちゃあ安心ですもんね~。。
10年固定金利の10年後の残高
しかし、ここで知っておいて欲しいことは、10年後の残高です。
コチラのグラフをごらんください。
↑10年後の借入残高は、借入額の約77%も残っている可能性があるということ。
※借入額2500万円、元利均等返済毎月払い(ボーナス返済なし)、返済期間35年、固定期間10年、当初金利:1.5%、11年目~35年目までを2.0%と仮定(繰り上げ返済なし) の借入残高のシミュレーションです。
つまり固定期間=安心と捉えるのであれば、その安心な固定期間が終わった時点でまだ借入残高は約77%も残っているという現象なわけなんです。超かんたんにいうと。
金利を再選択できるけど・・・
安心できる?10年で23%返して、そのあとの11年目からの77%分の返済は変動になってしまするのが心配という方は、再度11年目に金利を選択することができます。
銀行さんからは「11年目に固定・変動を再度選ぶことができるので、安心です」と言われるかもしれませんが、ここにはさらに注意が必要です。
たいがい、11年目に固定・変動を再度選んだ場合、その時の金利にもよりますし、ここがポイントですが金利優遇が減る場合(いろいろですけどね)もありますので、結局金利が上がってしまう可能性もあるからです。
(逆に下がる可能性もあるっちゃあありますけどね~)
これをどう捉えるか?
いろいろと書きましたが、10年固定がダメというわけではありません。ぼくは自分が借りるとしたら選びませんが(笑)
あくまで10年固定としての事象はこういうなる可能性があるってだけ。
この現象をどう捉えて、いかに判断するかはみなさんそれぞれですもんね。
リスクをとるか・安心をとるか?金利が高いか・金利が低いか?・・・は、どう捉えるかですからね。
でも最後にこれだけは伝えたい
しかし・・・
実は・・・
今(2016年10月現在)・・・
フラット35(35年固定金利)が、なんと1.0%を切ることさえあります。
つまり、今から住宅ローンを検討するという方は、
35年固定金利(フラット、民間共に)も選択肢として検討しない手はないですよ~~~!!!
35年固定がこれだけ安いと、10年固定にする意味が薄れてくるかもしれませんね。
ってことで、住宅ローンはちゃんと検討しましょうね~~~!
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~今日の体重=85.2(+0.2)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。