壁紙クロスのひび割れの種類と原因と対策

明るい人が好き!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。

家の新築・リフォームで壁紙のクロスをはる仕上げにする場合が一般的には多いと思います。その壁紙クロスがひび割れるということがありますが、あなたはその時どう思いますか?

建物が壊れるんだろうか?

手抜き工事だったんだろうか?

これからもっとひび割れが大きくなったらどうしよう・・・。

などの不安がうまれるかもしれませんね。そんな不安にお答えするために、壁紙クロスのひび割れの種類や原因と対策をまとめてみます。(ここでは壁紙クロス自体の継ぎ目のスキや、めくれ、たわみなどのことは省略します。あくまでひび割れについてだけ書きますね。)

 

竣工後建物は動いている

木造ですと、柱や梁などの構造体は竣工してからも実は動いています。木は乾燥したり、湿ったりして多少の差はありますが、動いています。無垢材を使う場合はなおさらですが、集成材を使っている場合も多少は動いているんですね。

つまり柱や梁などの構造体が動くと、それにつられて下地も動き、ボードも動くために、表面の壁紙クロスが割れてしまうんですね。

しかし、一般的にはこの動きは竣工後数年経つと落ち着いてきます。ですので、1~2年のうちがこの種類のひび割れというのが最も多いんですね。逆に数年経てばこの種類のひび割れは少なくなってくるんですね。

 

開口部まわりの振動で

開口部(窓サッシ、内部の扉)のまわりもひび割れが起きやすいです。

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↑大きな掃出しサッシのまわりはとくに、この赤く書いたようにひび割れしやすいんです。

なぜかというと、建具が大きくて重ければ重いほど振動が起きやすいから。

ただ、もう割れやすいところというのは想定できるので、下地のボードの貼り方を割れにくく貼るという対策もあります。それがコチラ↓

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↑右上の顔はぼくをイメージしたラクガキです。笑

割れやすいところに下地のボードの継ぎ目がこないように、上の絵のピンクのハッチングのようにボードを切りかいて施工すると、ひび割れは起こりにくいんですね。丁寧な施工をするところですと、こういうことをしてくれているはずです。

 

ボードの継ぎ目以外でのひび割れ

上に書いたように、ほとんどのひび割れはボードの継ぎ目でひび割れしています。これらの場合は上の2つの原因もあるし、ある程度はしかたないことだと思います。

でも逆に、継ぎ目じゃないところ、つまりボード自体が割れてしまうというのは少し悩ましいところです。地震が起きて揺れた、特別大きな力がかかって割れた・・・ということが予想されるからです。

でも、そんな感じでひび割れが起きたから構造的に問題があるということではほぼありません。クロスなんですぐひび割れちゃうものなので。とにかく、まずはそんなに不安にならなくていいですよ~。

 

ちゃんと点検してもらおう

どうしても1~2年は割れたり、動きやすいところは割れやすかったりします。これははっきりいって仕方ないことだと思います。

ですから家が出来て住み始めてから、建てた住宅会社さんは無料点検をしてくれます。(一般的には。。。)

そのとき問題がありそうなひび割れがあるかどうかもチェックしますので。

とくに1~2年くらいは壁紙クロスの補修も無料でしてくれるはずですから、点検の時にクロスの補修もしてもらってくださいね。

もし点検にもこない、補修もしない・・・そんなこと言われたら、オコですね。オコ。笑

 

 

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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。