【費用を抑える設計】総2階で真四角な箱型の家は価格が安くなる
こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋のこだわりの注文住宅専門家篠原秀和です。
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家の形はシンプルに
最近、形がシンプルな形の家、まさに箱型の家が多いような気がしませんか?
↑こんな感じで凹凸のないというか、総2階で真四角の家。(玄関先からあいつも覗いてますね。笑)
昔はもっと凹凸のある家が多かったのに、なぜこういう四角い家が多くなっているのかというと、デザイン上の理由もありますが、もう一つ大きな理由は費用がおさえられる、つまりコストダウンになるから。
ではなぜコストダウンになるのでしょうか?
その理由を3つあげてみますね~。
①真四角な家とデコボコの家では外壁面積が違う
真四角な家(左)と、デコボコの家(右)の平面(上から見たもの)を見比べてみましょう。
面積はどちらも同じ25㎡です。
しかし、外壁の長さが20mと、24mとなっていますね。
ってことは単純に、真四角な家(左)はデコボコの家(右)よりも外壁面積が20%減ですよね。
例えば100万かかっていた外壁が、20%減の80万円で済むという計算だと、20万円のコストダウンってなわけですね。かんたんにいうと。
つまり外壁面積が少なくなるということがコストダウンになるということなんです。(←なるほど~~笑)
②屋根をゆるく、そして片流れにする
屋根も勾配がゆるくて、片流れ(片方だけに流れている屋根の形)の方が、コストダウンになります。
なぜなら勾配がきつければきついほど、水上の高さが上がり、木材も外壁も増えるので。
それともう一つが、樋というのは水下で雨水を受けますので、片流れの方が樋は一方向だけで済みますよね。三角屋根(切妻屋根など)だと、樋が2倍に増えてしまいます。
それにさらに樋を家の敷地内に垂れ流しにしない場合は、ちゃんと土を掘って道路の側溝に流すことになります。
樋の箇所数が増えるということは、その土を掘るのも配管をつなぐ仕事も増えるってなわけなんです。
つまり、屋根も勾配がゆるくて、片流れの方がコストダウンになるってなわけですね。(←これもなるほど~ですね)
③コーナーの仕事を減らす
他にもよく見るとデコボコの家だとコーナー(角。専門用語で言うと出隅・入隅)が多くなっていますよね。
↑これがいわゆるコーナー部分。
これって外壁材料もコーナーの部材があって、その材料費がかかったり、下地を組んだりするので、材料・手間も増えてしまうんです。このコーナー材は値段が高めになりますし。
逆に真四角の家だと減ることにより、大きな面で外壁をバンバンはっていけるのでコストダウンにつながるわけなんですね~。(←これはそんなに大きな影響ではないですが~)
最後に
ということで、総2階の家で真四角な箱型の家の方が価格が安くなる傾向があるっていう話でした。
ただ、これはデザイン的に好き・嫌いもあるでしょうし、敷地に希望の間取りを当てはめていくとどうしてもそうならない場合も多々あります。
建売や規格型住宅ならうまくいくことも多いですが、自由設計の注文住宅だとこうもきれいに真四角にはなかなかならないですからね。
あくまで総2階の家で真四角な箱型の家の方にしたら安く済む傾向があるってだけで、必ずしもそうしなきゃいけないってわけでは全くありませんのでご安心くださいね~。
そこらへん、あまり思いつめないように・・・ヨロシクどうぞ~。
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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。