南面の窓が最も日があたるからいいというのは間違いです!?

こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋の失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。

 
今日は方角による日当たりにまつわるアレコレについて考えてみたいと思います。
やわらかな日差しです。^^

 
よく言いますよね?「リビングは南面がいいですよね~」的なお話。一般的には、暮らしやすい窓の向きとして、1位:南、2位:東、3位:西、4位:北とされていますから。明るくて南面の窓が一番いいって。最も日当たりがいいというイメージの南面ですから当然のことですね。
 
でも、この日当たりでひとつ気になるのが、『日当たりがいい=夏に暑くなりやすい』というデメリットがあるということ。(もちろん冬は暖かくなりやすいというメリットはありますが。)
 
夏に日当たりが良すぎて部屋が暑くなるのがイヤだと考えられる方も多くいらっしゃることでしょう。最近は夏めちゃくちゃ暑いですしねぇ~。
 
そんな夏暑いというデメリットを一番に心配される方は、南面の窓をやめて、東面の窓にしたほうがいいような気がしてきますよね。東面ですと南面よりも日当たりが悪いだろうし、まだそれほど気温が暑くなっていない午前の時間帯に日差しをあびて、夕方には日差しをあびないだろうから。(逆に西面だと、夕方の気温が暑くなってからの時間帯に日差しをあびるので東よりも暑そうですしね。)
 
っつーわけで、
 
おっほん。
 
 
『夏の暑いのが嫌いな人は、南面じゃなくて東面の窓を多くとるといいですよ!ご存じでしたか?』
 
 
 
 
・・・というのは大きな間違いなんです!!!
 
 
環境工学的に、壁面としての可照時間は
 
冬季:南面のほうが東面・西面より長い。
夏季:東面・西面のほうが南面より長い。
北面:半年間日照がない。
 
それによる日照による受熱量は
 
冬至:南面>南東・南西面>東西面
夏至:東西面>北東・北西面>南面>北面
ということ。
 
つまり、南側の壁面(窓)は、冬に最も長時間日照を受け、夏には東西壁面(窓)よりも短い時間しか日照を受けないんです。
 
 
 
てことは、南面は、夏に涼しく、冬は暖かいんですね。
 
 
だから、南面が一番いいとされているんです。南面が年中、日が一番あたるから、最もいいとされているわけじゃないんです。
 
このことは、一級建築士の受験勉強している時に知りました。(おそらく大学でもならっているはずですが、記憶にございません。笑)一級建築士もたまには役に立つもんですね。笑
※じゃあ、東面、西面、さらには北面はぜんぜんダメなのか?というお話は、また明日書いてみたいと思います。
 
 
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!^^
otoiawase
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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。