「子ども部屋の2部屋を最初から仕切るか仕切らないか?」を判断する方法

昨日のセミナーでお話した件は明日書こうと思っている(←知っている人は知っている。知らない人は知らない。笑)福井県敦賀市の建築会社あめりか屋失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。

子育て世代の方が家を建てるとき、「子ども部屋は2つ」というご要望がかなり多くなっています。しかし、まだお子さんがいない・・・もしくはおひとり・・・小さい頃は兄弟仲良く二人一部屋で・・・という場合は、2つ部屋を作ってしまうと空き部屋になってしまうかもしれないので、最近定番化しているのが、

「最初は1部屋にしておいて子どもが大きくなったら壁で仕切って2部屋にする」

という間取りです。

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↑この部屋は12帖の部屋を扉だけ2枚つけておいて、後に壁で仕切れるようにしてあります。窓もそこらへんちゃんと計算して配置してます。

これについてメリット・デメリットなどを以前ブログに書きましたので「子ども部屋2部屋を最初は区切らず1部屋にした場合のメリットとデメリット」をぜひごらんください。(壁で仕切らない方法もありますが、説明がややこしくなるのでそこは省略します。)

 

数年後リフォームは費用がかかる&わずらわしい

この中のデメリットとしてよく言われるのが、「数年後リフォームで壁をつくると費用がかかる&わずらわしいんじゃ?」ということ。これが一番多いデメリットな意見かもしれませんね。

これについてどうやって考えを整理していくといいのでしょうか?ぼくは考えてみました。

 

部屋を仕切るのは10年以上先

お子さんが一人部屋が必要になるのはいつでしょうか?例えば中学生からとしますと、お子さんがまだ産まれていない、もしくは3歳までの場合は、部屋を仕切るのは10年以上先になりますよね。

10年先となると修繕費としてお金を貯蓄できているかも(はず)しれません。他にも細かい家の修繕などがある場合がありますので、そのリフォームとあわせてやるということで、費用面はなんとかしてもらって、結構先のことで計画しておけばわずらわしさもなくなるってなもんです。(たぶん。笑)

費用も実はそんなにかかりません。新築時にそういう設定にしておけば、たぶん10万円台あたりでいけるくらいかなと。

 

部屋を仕切るのは数年以内

上の場合と違って近い将来(数年以内)には、子どもに個室を与えてやりたい・・・となる場合は、あらかじめ部屋を仕切っておいて2部屋確保しておくのも現実的です。(数年以内に壁の間仕切りリフォームをするのも、費用的に、わずらわしさ的に問題ないという方は別ですよ~。)

 

仕切りがいらなくなるのが数年以内

上の子が高校生で、下の子が小学生というように年が離れていたとしたら、数年経ったら独立して2部屋もいらなくなる可能性もあります。いまは4帖半×2部屋あるけど上の子が出て行ったら下の子ひとりで広く使えるようにしたい・・・というように。もしくは二人の子どもが独立したら広めの部屋として使いたい・・・とか。

そんな時は、その間仕切り壁を取れるようにしておかなきゃいけないですよね。つまり、その間仕切り壁に筋交いや柱など構造的に重要なものにしておいたり、エアコンを取り付けしていたり・・・ということは避けておくというわけですね。

 

もしも空き部屋ができたら・・・

そうはいっても未来のことはわからないし、計画していてもそのとおりならない可能性も十分あります。そうであるのは事実ですが、どちらがいいのかは夫婦で話し合って新築のときに決断するわけです。

もしも空き部屋ができたとしても、お客さまが泊まる時の寝室、またはご主人の書斎として・・・という有意義な使い方をすることもできるわけです。だからもしも空き部屋ができても、その全てがダメってわけじゃないんです。つまりドンマイ!!!ってことです。

 

最後が「ドンマイ!!!」で終わるということで、非常にぼくらしいまとめになりましたが、こんな感じで楽しく間取りも決めていきたいですね~~^^笑

 

 

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます^^

otoiawase siryouseikyu

敦賀で注文住宅新築・リフォームならあめりか屋

~今日の体重=82.4kg(-0.4)~


篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。