木造より鉄骨造・鉄筋コンクリート造の家の方が濁流でも流されにくい
こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋の失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。
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記録的豪雨でのニュース
先日の東日本を襲った記録的豪雨でこんなニュースがありました。(被害にあわれた方にお見舞い申し上げます)
茨城県常総市では、多くの家が濁流に飲み込まれたが、流れに負けずに残る白い家が注目を集めた。
ベランダや屋根の上で救助を待つ逃げ遅れた人たち=2015年09月10日午後3時39分、茨城県常総市[時事通信ヘリより]
この家の持ち主の40代の男性は「元々この家を建てるときに、ヘーベルハウスさんなんですけど、『家にいたほうが安心だよ』というのを聞いていた」と話し、以前から災害時は家に留まるよう、家族で話をしていたという。
日刊スポーツによると、この家は3年前に新築された。家の持ち主は東日本大震災をふまえて「地震に強い家にしたかった」としており、鉄筋2階建てで、コンクリートの基礎の他に、18本のくいが地中に打ち込まれている設計になっているという。
めざましテレビなどでは、13日のこの家の様子が伝えられていたが、濁流によって家と地面との隙間の土は流されても、基礎がしっかりと地面に打ち込まれ、家を支えている様子が映っていた。(抜粋)
引用:http://www.huffingtonpost.jp/2015/09/14/hebel-house-kinugawa-joso_n_8132924.html
とのこと。
ようするにRC造(鉄筋コンクリート造)の家(杭施工)が、すさまじい濁流や流れてきた家の衝撃にも耐えたというわけですね。
※のちほど確認しましたが調べたところ、鉄筋と報道されていますが、実は鉄骨造みたいです。(これもなにそれ!って感じです。汗)
へーベルハウスの家だから?
このニュース記事のタイトルは
『ヘーベルハウス、鬼怒川決壊に耐える 「家にいたほうが安心だよ」と言われていた』
です。
このタイトルを見てぼくはへーベルハウスさんめちゃくちゃいい宣伝になったなぁ~と思いましたし、実際に多くの方が「へーベルハウスは強い家なんだなぁ~」と思われたかもしれませんね。
実際にあの濁流に耐えたのですから、強かったわけですが、ぼくから正確に言うとするならば・・・
「木造より鉄骨造・鉄筋コンクリート造の家の方が濁流でも流されにくい」
となります。
要する、へーベルハウスじゃなくても、築3年の鉄骨・鉄筋コンクリート住宅でしかも杭が打ってあれば、同じように耐えられた可能性は相当高いものと思われます。
なんせ木造よりも強度を高くすることができやすいですし、重量も木造よりもはるかに重いし、さらには杭もあるし、きっと流されないだろうなぁ~って。
へーベルハウスさんの家は立派で素晴らしいのですが、根本は構造の違いってだけなのかなと。
表現に違和感を感じる
しかしタイトルと記事を見ると、一見、へーベルハウスだから耐えられたようにも読み取れます。
これと同じように表現に違和感を感じることも他にありました。
『ソーラーパネルの影響調査=鬼怒川、越水との関連検証』
という記事。
「ソーラーパネルがあった(できた)から鬼怒川が決壊した」という話かと一見思いました。
しかしこれはただ地面・川岸を削ったことによる影響があった・なかったの議論であって、あくまで地面を削ったことの影響が問題なはずです。(あ、くわしく知らんけど。笑)
その削ったところにソーラーパネルができたというだけで、そこに家が建っていたらどういう表現になっていたのでしょうか。
とにかくなんだかソーラーパネルが悪者のような表現なのが気になりました。
最後に
ということで、表現の違和感について今日ななんだか社会派なブログになりました。笑
これほど大量で、マスコミ以外でも個人が情報を発信する時代、見てもらうためにはある程度キャッチーなというか過激なタイトルにしないと読まれない・・・そんな時代かもしれません。
だからこそ自分が情報をちゃんと整理・処理できる能力が必要なのかもしれませんね。
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~今日の体重=84.5kg(+0.6)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。