手入れされなくなった日本の山に明日はあるのか?

こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋の失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。

今日は昨日の山がかかえる問題の続きです。
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↑なるほど~↑
「なぜ日本の山はちゃんと手入れされなくなってしまったのか?」
ということについて。
いま、日本の木材よりも外国からの輸入木材が多く使われています。
日本の木材自給率はわずか26%というデータがあります。
(パルプを除いて建築材料だけにしても、たった35%にすぎません。国土に占める森林の率は64%もあるのに)

2010年の日本の木材自給率は26%
日本で伐採する木材よりも外国からの輸入木材のほうが量が多いということと、労働単価が日本の方が高いという主には二つの理由で、輸入木材の方が安価になるわけです。
悲しいかな、同じ木というくくりにだけになると、安価なほうが売れやすいので、次第に日本の木材は売れなくなっていった・・・というわけです。
もちろん売れないとなると、値段が下げてでも・・・ということになります。そうなると林業というビジネスが成り立たなくなってきます。つまり、林業をしていた人も辞めてしまう傾向にあるということ。だから、植林された山がどんどん手入れされず、山が荒れていってしまうわけなんですね。
福井県なんかでは補助金を出したりして、山を守ろうという取り組みもされていますが、補助金があって成り立つビジネスは長続きはしません。
小手先の補助金なんかではなく、関税を高くしたり(詳しいところはよくわかりませんが。汗)、制度的に日本の木材が売れる仕組みを刷新しないと、さらに日本の山が荒れ、大雨のたびに土砂くずれが置き、生態系が荒れていってしまうという問題が連鎖してしまうかもしれませんね・・・。
しかし、ここで新たな活路もあると言われています。
海外では木材不足になっている国もあるそうで、円安の影響もあり、木材の輸出量が増えてきています。輸出総量としてはまだまだですが新たなマーケットとして海外にも目を向けることで、林業が復活できるチャンスになれば・・・と期待しています!
一次産業は国土の健全化のためには大変重要な産業ですからね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!^^
今日の体重=83.7kg(-0.5)~
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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。