工程表をつくることは仕事の思いの矢印を相手にむけるということ
こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋専務でこだわりの注文住宅専門家のシノハラです。
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スケジュールが分からない
遠くに住む友達からこんなLINEをもらいました。
「家の新築をとある会社で契約したんだけど、なかなか工事がスタートしないし、スケジュールもだいたいのことしか教えてくれないので、いつなにがどうなるかわからない」
なにやらよく聞くと 工程表(工事のスケジュール表)をもらってないとのこと。
う~ん、それはまずいですね~。汗
工程表とは・・・
その会社さんが工程表さえも出していないのはやっぱりまずいし、契約してからしばらくしても何も進まない&見込みも分からないのでは、お客さまも不安になっちゃいますよね~。
本当に家ができるのか?いつから住みだせるのか?ってね。
そもそも、工事とうのは、順序立てて工事を進めていきます。順番ごとに、いついつに基礎工事、いつに建て方をして、いつから外壁工事が入って・・・というような工事の予定表・スケジュール表みたいなものです。
(建築の世界だけじゃなく、どんな仕事でも似たようなモノはありますよね)
↑こんな感じで日割りで、計画する工事を記入してあります。
工程表が無いと無計画で工事を進めているようなもの
工程表というのは、現場担当者(施工管理者)の指標です。この工程表を作成し、多くの職人さん・技術を指導して、なにもないところから家というカタチにしていきます。
工程表がないということは、
今日基礎工事が終わったから、明日は足場工事だな⇒足場工事会社のAさん来れますか?と電話⇒明日?無理ですよ他にもう予定入っているから⇒じゃあいつ来れるの?⇒う~ん3日後ですね⇒しょうがないなぁ~、じゃ、3日後で。
というようなもの。
これじゃあうまくいかないですよね~。
1週間で終わるならいいですが、半年や1年とか長い期間にわたる工事でこんなことしてたら、日程は遅れるし、いい仕事ができるわけありません。
現場監督は工程表が命
ちなみに現場監督は工程表が命です。
ぼくも20代で若かりし頃の現場監督の頃は、工程表どおりにいかに円滑に工事を進めるか?に一生懸命でした。
「段取り八分」という言葉があるとおり工程をちゃんと作って、それにそっていかに多くの職人さんを、安全にいい仕事ができるように作業してもらうか?を段取りすることが大事です。
そしてその段取りが行き届いた現場は、手戻りもなく、品質もよく、ちゃんと工程どおりすすむってなもんです。
逆に、手戻りがあったり、品質が悪くてやり直したり、職人を待たせてしまったりしていたら、結果いいものはできないし、結局工事が遅れてしまうんですよね~。
だから、現場監督は工程表が命なんです。
仕事の矢印は自分か?相手か?
ただ、工程表をつくらない&お客さまにちゃんと説明しないというのは、住宅会社のその方にとって楽なことです。
なぜなら、仕事に期限をつくらない(ゆるくする)ということだから。
でも仕事の矢印という点で考えると自分にとってプラスであっても、お客さまにとってプラスじゃないことはしたくないとぼくは思います。
仕事を早くしないといけないとかそんな話じゃなくて、
「その仕事の思いの矢印は、自分じゃなくてちゃんと相手に向いているかどうか?」
ということを考えたほうがいいよねって。
最後に
ということで、その友人には工程表をちゃんとつくってもらって説明してもらうようお願いしたほうがいいよって返事しておきました。
無理難題なスケジュールをお願いしていたり、一方的な要求をして迷惑をかけているわけではないので、して欲しいことはして欲しいって言えばいいからね。
契約して最初からうまく進まない友人ですが、結局はその会社さんと解決するしかないわけで、なんでも素直に話し合うことは大事だと、そんなようなアドバイスしておきました。
コチラ現在、8月上旬にオープンハウスをする現場は工程表どおり順調に進んでおります。オーライ。
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~今日の体重=87.1(+1.0)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。