旗竿地でもメリットを活かしていい家を建てる!

旗竿地

いきなりですが、旗竿地(はたざおち)ってご存知ですか?

土地の形が旗竿みたいになっているから旗竿地といいます。

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いわゆるこの竿の部分は細いことが多いので家を建てるのがなかなか難しく、通路になるケースがほとんど。

土地探しをしているとこういう「旗竿地」も候補に挙がってくるかもしれませんね。

 

旗竿地のメリット・デメリット

この旗竿地とよばれる土地は嫌がられることも多いわけですが、それはなぜでしょうか?

メリットとデメリットをあげてみますね。

もちろん他人にとってはデメリットでも、自分にとってはメリットになることもありますから、フラットな気持ちでみていきましょうね。

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フラットなツバのキャップを被りながらシノハラがお伝えします!

 

旗竿地のメリット

①相場よりも安く買えることが多い

②道路からリビングが丸見えというようなことになりにくい

③道路から離れているので比較的静かで環境がよいことも

 

旗竿地のデメリット

①日当たりが悪いことがある

②風通りが悪いことがある

③玄関の位置がある程度決まってくる

④泥棒が狙いやすい傾向もある

⑤レッカーなどの大型重機が入れないほど竿の部分が狭いと人力になりコストがかかる

⑥竿の部分に車を停める場合縦列駐車になる

⑦上下水道の引き込み(埋設配管)の距離が長くてコストがかかる

⑧雪が積もったら雪かきが大変

⑨お隣さんに囲まれている

⑩売り出す時に売りにくい可能性がある

⑪規格型量産メーカーには取り扱ってもらえないケースも

圧倒的にデメリットが多いんですね!!!汗

でも、自分たちがどうしても「〇〇地区」の土地が良くって、しかも予算は抑えたいという場合は、この旗竿地も候補に入れてやって欲しいものです。

そこで、ではデメリットをどう対策をしたら解消できるのか?考えてみましょう。かんた~んに書きますので参考程度に・・・。

 

①日当たり②風通りの対策

⇒建物を敷地ギリギリに建てない、リビングは2階に配置する、中庭を設けるなど設計的な手法で解消できることも十分にあります。

 

③玄関位置の対策

⇒玄関の位置が限定されても、間取りが全体として良ければ問題なしとしましょう。

 

④泥棒の対策

⇒セキュリティ効果の高い玄関ドア、サッシなどをつける。そもそもちゃんと戸締りをしましょう。

 

⑤出入り⑥重機の対策

⇒竿の幅は法律的に最低2m必要ですが、2.5m(あわよくば3m)以上あるところを選ぶと解消しやすい。

 

⑦縦列の対策

⇒通路に車を停めないでいいインナーガレージの家にしましょう。それか駐車スペースは奥の旗の部分に停める。

 

⑧上下水の対策

⇒これにかかる費用と土地の価格で安くなる費用のバランスをあらかじめ考えておきましょう。

 

⑨雪かきの対策

⇒融雪の水を流す。それかもはやエクササイズと考えましょう。

 

⑩お隣さんの対策

⇒お隣さんと仲良くしてください。

 

⑪売りにくい対策

⇒がんばって売るか、安く売りましょう。

 

⑫メーカーの対策

⇒ぼくに依頼してください!笑

 

・・・

終盤にかけて対策ザツー!!!

・・・ということで、デメリットを解消するということを一度考えてみることも、なかなか見つからない土地探しの場合は大切ですね。

 

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~今日の体重=84.9(-0.6)~


篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。