「間取りの設計で言ったことしか対応してくれないのがイヤだ」
間取りの設計
注文住宅の新築の大きなメリットのひとつが「間取りを自由に決められる」ということ。
現状の住まいの間取りの不満があれば解消したり、あんな間取りがいいな!というしたい暮らしを実現できますからね。
ただ、その間取りの設計も打ち合わせが必要です。
回数的には、何度もお打ち合わせしないと決まらない場合と、数回話しただけで理想の間取りができたり・・・と人それぞれ。
むむむ・・・。
「言ったことしか対応してくれなかった」
と、なぜこんなことを切り出したのかというと、先日こんなお話を聞きたから。
「家づくりの打ち合わせが大変で疲れた。何回打ち合わせしても間取りが納得いかなくて。そもそも言ったことしか対応しない感じで、提案がぜんぜんなくって」
と。
なんかそんなことを言われている住宅会社さんがかわそうにも感じましたが(笑)、うちの会社でも気をつけたいな~とも思いました。
その提案いいですね!
設計提案するほうのぼくらの立場とすると、お客さまが要望したことをそのまま実現するというのはある意味かんたんです。言われたことを対応すればいいだけですからね。
でもぼくらは逆に嬉しいのが、お客さまが思っていた以上の提案ができたとき。
「その提案いいですね!」「へ~!それはいいですね~~!!」
とか言われると嬉しいもんです。
仕事とは人の予測を上回ること
そもそも仕事とは「人の予測を上回る」ことで評価が高まります。
「言われたことを言われた通り対応する」のでは評価は平均点以下でしょう。
であれば誰に言っても同じですからねぇ。
相手の予測を上回ることで、喜んでいただき、その報酬として対価をいただくわけですもんね。
お客さまに言われたから
そんなこと偉そうに語っておきながら、たまにうちのスタッフにこんな報告を受けます。
「Aしてほしいとお客さまにこう言われたから、Aした」
お客さまに言われたことを対応したまでだ、お客さまの要望を叶えた・・・という思いがその言葉の背景にあるのでしょうが、それではぼくらの値打ちが無いぜ!っていつも思います。笑
結果的にAになったとしても、一度BとかCの話をすることが大事ですからね。
こういうこと言うのは、マジメな人がそうなりやすいですね。お客さまが言ってるんだからそうして当然だってね。
でもぼくは少しひねくれてるから(笑)、その人は何のためにAと言ってるのか?そのしたいことの真の目的はなにか?ということを把握することこそ大事で、その目的に実現のためにはBのほうがいいかもしれないし、といつも考えるようにしています。
最後に
ブログの最初のほうに書いた「家づくりの打ち合わせに疲れた」という人は、その後うまくいったのかどうか知りえぬところですが、こうして家づくりに悩む方も多いのが事実です。
うちで家づくりをされる方は、楽しく家づくりをして欲しい。機嫌よく家づくりを進めてもらいたい。そんなことを改めて思った次第です。
やっぱりお客さまも楽しく、依頼される住宅会社も楽しく!
楽しんでいきたいなら、まずは自分がそう動く。
そんな心意気でいきたいですな~~~
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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。