変動金利か固定金利かを選ぶのは損得勘定では判断しづらい

固定金利か変動金利か?

住宅ローンと一言でいってもかなりの種類があります。

どこで借りるか?どれだけの期間借りるか?いくら借りるか?ということがまず浮かぶかと思いますが、それと同じくらいとても大きな違いになってくるのが・・・

固定金利か、変動金利か?

という選択肢。

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ふなっしーとしのぴーくんもどうしようか?と相談しています。

 

どちらが総支払いが少ない?

やっぱりお金を借りるわけですから、支払いがより少なくすむがいいですよね。

でも固定金利と変動金利のどちらが支払いが少ないか?というのはどこをどう考えても結論が出ないことなんです。汗

だって、変動金利の総支払額をこれから35年も予測することは不可能なので。

フラット35などの固定金利は、借りた時点の金利が全期間に渡って金利は変わりません。ですので、借りた時点で全期間の支払総額を想定することができます。

しかし変動金利はその時期の市場金利にあわせて上下します。つまり、借りた時点では全期間の総支払を想定することができない・・・ってなわけなんです。

 

金利の予測をする人はいますが、予測にすぎない

しかし、いろんなところで専門家の方は、「今後の金利はどうなっていくだろう」という予測を立てる場合もあります。

・今は金利の底なので上がっていくことは間違いない

・まだまだ金利が低いまま10年・20年と推移していくであろう

というような様々な意見があったりなかったりします。

これらの意見の中には、当たる確率が高いものもあれば、低いものもあります。しかも中にはどれかの意見は当たることでしょうが、どの意見が当たるかは誰も分かりません。

つまり、予測はあくまで予測にすぎないんです。

 

予測で返済プランの比較はできる

ただ、金利が上がる(自分にとって不利益)場合を予測して、一旦計算することはできます。これは金融機関でかんたんに算出してくれますし、簡易計算なら返済プランの比較(住宅保証機構㈱)で自分でもできちゃいます。

かんたんにぼくがやってみました。

3500万円の変動金利で、最初の5年は0.8%、そこから10年は1.8%、さらにそこから残りは2.8%。

3500万円の固定金利で、35年間一律で1.8%。(フラット35Sの話を入れるとややこしいので、ここは簡略化して単純に35年固定金利)

この2つの商品をかんたんに入力して比較できるんです。

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↑ちょっとぼやけてるけど、要するにかんたんに比較できるんです。笑

この結果としては変動金利のほうが、固定金利よりも70万円ほど多く支払する計算結果となりました。

 

結局どうやって選ぶ?

しかしこれもあくまで予測にすぎません。笑

ここでぼくが思う固定か変動かを選ぶには、住宅ローンを借りた後も、金利の動きをそれなりに気にすることができるかどうか?を参考にしてはどうでしょうか?

金利の動きや支払い状況にあわせた対策を、金融機関と相談しながらしていくよってのであれば、変動金利。

そんな対策はめんどうで今の支払いが少々高くても、とにかく安心したいというのであれば、固定金利。

超低金利時代と言われてる今だからこそ、そんな選び方でもいいかもしれませんね。

どちらが正解か分からないからこそ、得か損かで選ぶもんじゃないよねって思うわけなんです。

(ま、この意見も正解・不正解ってわかりませんがね~笑)

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って、ふなっしーとしのぴーくんが言ってます。笑

 

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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。