④子供には狭くて北面の部屋だとかわいそうだと思う方へ(特典動画付)

こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋のこだわりの注文住宅専門家の篠原秀和です。

あめりか屋施工事例←ぜひごらんください☆

間取りのお悩みズバリ解決します!シリーズの4回目です。

 

子供には狭くて北面の部屋だと・・・

「せっかく新築するんだから、子供にはいい部屋をあてがってやりたい」

「寒さや日当たりなど考えると、子供部屋が狭くて北側の部屋だとかわいそう」

子供部屋についてそう思われている方も多いかもしれませんね。

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もちろん家族のための家ですから、そう思って当然です。

でも、それが本当に家族のためになるのか?ということが大事です。

ぼくはここで敢えて、「子供部屋は北側で4.5帖+クローゼットがいい」という理論を語ってみます。

その理由とは・・・

 

①子供部屋にこもってほしくないから

ご夫婦に、「子供には子供部屋をどう使ってほしいですか?」という質問を聞くと・・・

「中学生以降の勉強と、寝ること、友達と遊ぶくらいかなぁ~」

と答える方が多い傾向があります。

親の気持ちとしては、子供にはあまり子供部屋にこもって欲しくないのではないでしょうか?

昨日のひきこもりの話じゃないけど、ある程度年齢を重ねて反抗期になると、広くて日当たりのいい部屋だと快適になって子供部屋にいるほうが居心地よくて・・・そしてひきこもりへと・・・と唱える人もいるくらいです。

子供部屋の環境を整えすぎるのもいかがなものか?という考え方ですね。

 

②10年くらいしか子供部屋として使わないから

今度はご夫婦に「子ども部屋を一人で勉強・寝るのに使うのは何歳から何歳までを考えていますか?」という質問をすると・・・

「9~10歳から18歳かなぁ」という答えが比較的多いです。

小学校低学年までは家族で一緒に寝たり、18歳以降は自立して就職や大学などで家を出るということを想定しているからでしょうね。

ここで長い目で考えると、その後は子供部屋のまま使わない部屋として残していたり、物置状態になっていることが多いのではないでしょうか?

つまり40~50年間住むとするならば、そのうちの10年だけしかフルに子供部屋を使うということになるんです。

残りの30~40年間を、ほとんど人が出入りしない日当たりがよくて広い納戸(物置)にしてしまうことがもったいないんじゃないでしょうか?

 

③家の大きさは敷地・予算的に限られているから

あたりまえですが、そもそも家の大きさというのは無限ではありません。

もちろん敷地に物理的に、法律的に建てられる大きさじゃないとダメですし、さらには予算もあるので大きければ大きいほど予算はかかります。

どこを優先するか?ということを考えたときに、日当たりがよくて広い部屋はやっぱりリビングにしたいと思われるのではないでしょうか?

全ての部屋を日当たりがよい南面にして、広い部屋にするのには限界があります。

要するに優先順位の話ですが、リビングを第一に、子供部屋は2の次、3の次にしてもいいですよね?という考え方ですね。

 

④クローゼットで片づけする習慣を

4.5帖+クローゼットと言ってきましたが、間取りの収まり的には6帖(クローゼットなし)でもほぼ同じになります。

クローゼットが絶対になきゃいけないわけではありませんが、クローゼットという収納専用スペースをうまく使わせる、つまり片づけを自分でする習慣をつけさせるという狙いもあります。

また、部屋にタンスやハンガーラックなどを置くことが少なくなるので、スッキリした部屋になりますしね。

物が片付いてスッキリした部屋と、物が片付いていなくて騒然とした部屋では、どちらが子供の心が整うのでしょうか?

 

⑤北面の窓は安定した光が

北面の窓からの日当たりは直射日光が無く、安定した光が入ってきます。落ち着いた日当たりで、勉強に集中するっていうのもいいんじゃないでしょうか?

そして、北面の窓は寒くて、結露が・・・というのは昔の話。今の高断熱、高気密な住宅であれば結露はほぼ発生しません。

(断熱性能によりますが、ファンヒーター、鍋料理、加湿器をバンバン使うなど湿度が高くなることをしていたらアレですけどね。)

とにかく北面の窓だから、寒くて、暗くて・・・という固定概念は取り払ったほうが良さそうですね。

 

動画でもごらんください

以前動画でもこのことについて語っています。ぼくのYoutubeチャンネルの中でも、再生回数が多い方に入る人気番組となっています。(たぶん。きっと。。)

↑高性能マイクにご注目!

 

最後に

ここまで「子供部屋は北側で4.5帖+クローゼットがいい」という理由を並べておススメしてきましたが、ぼくは絶対にそうすべきだとは思っていません。

当然ですが、あくまでご家族の状況やお考えによりそれぞれですしね。

ただ、子供部屋についてはこんな考えもあるということを知ると、間取りの考え方も幅が広がるというか「楽」になってくると思うんです。

子供には日当たりのよくて広い部屋をあてがってやらないといけない!とこだわりすぎずに・・・ね。

楽しくいきましょう!

 

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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。